読者諸氏におかれましては何事かと思われることでありましょうが、
とある方々のご尽力により、いざというとき役に立つ
「送水口」
のイメージアップを狙った(多分そういうことだと思う)Tシャツが
製作されることになり、小生、迅速に申し込みまして、
それが配達されたのであります。
見せびらかしたくて、ここに掲載いたします。

sousuikoT.jpg

ど~ですかお客さん。(両国国技館アントニオ猪木風)
「送水口」が漢字で銘打たれていることは、
見本を見れば分かることなのだが、小生すっかり忘れておりまして、
これは意外な驚きであり、
でもこのTシャツ着用時に、これを見た人には「送水口なのだよ」と、
確かに働きかけることができる訳なのだ。

そんなこんなで、いつ着ようかなぁと思案している次第。
サイズぴったりでした。
リョウさん、ありがとうございました。
サイズ、ぴったりでした。
縁あって、前出の「むかわのシシャモ」を購入しました。
近くにあるショッピングモール(地元企業が頑張っている)にてよくある北海道フェア。
そこに、「むかわ」という文字があるではないか。
これは買わねばなるまい。で、初日、仕事帰りに寄ったわけだ。買いに。

mukawa01.jpg

安くはありません。
メスSサイズ1パック1260円。卵が入ってはいるが、小さい。
でかい煮干し、といった程度。
でも、期待に胸高鳴る。
オスは奮発してLサイズだ。
1パック1300円くらいだった確か。
これがでかいのだ。
シシャモってこんなでかくて、どうやって食べるの?
と不安になってしまうほどのでかさ。

店の人に聞いた話。
むかわのシシャモは川というか、河口で獲れるとのこと。
川から旅立ち、川に戻るのは鮭と同じだ。
小生は未だかつて、国産のシシャモというものを食したことがなかった。
おそらく全て輸入物の、「カペリン」というものではなかったろうか。
別名、「樺太シシャモ」。
むかわの「本シシャモ」は、見た目が全然違うのだ。

mukawa02.jpg

まず、色が赤っぽい。
カペリンは煮干しみたいな色だ。
鱗が小さいながらもはっきりしている。
そしてでかい…。
焼いて、どうなるんだという不安が消えぬ。

でも、勇気を出してホットプレートで焼くのだ。

mukawa03.jpg

店の人のアドバイスに従い、身がくっつかぬようにクッキングシートを敷いた。
メスはあっという間に焼け、頭も骨も全部いただきました。
それなりに卵も抱いていたが、一口サイズ。
大切にいただいたのだ。

で、時間がかかったのだが、ほんとにもう食べてよいのか不安だったが、
オスを食べる。
でかすぎるので、普通の焼き魚と同様、身を半分に開いて、
頭と骨を取り除いて食す。

そしたら!!
身の味が実に濃い。
軽く干しているせいもあるのだろう。
得も言われぬ旨味があるのだ。
これは、「あらゆる酒が進む」というsennoさんの言うとおりで、
小生もビール→熱燗→ワイン→焼酎と進み、
まだあらゆる酒というわけではないのだが、その一端は経験したのではないかと、
自負するものである。

オスメス合わせて2500円使ってしまったことの是非について。
この金額は、1回飲める金額であります。
一晩の夕食のおかず代としては、お総菜を買ったにしても
そんなには使うまい。
しかし、しかしだ。
そのおあしと引き替えにむかわのシシャモに接することができたのだ。
新しい経験を積むというのは、人にとって大切なことなのだと
自分に言い聞かせ、納得することとする。
できることならば現地にて経験を積みたいものだ。
日本人は標語が好きだ。
5-7-5のリズムに乗せてどこまでもいくのだ。

加茂青砂集落を訪れた後、男鹿市の中心部を通過せんとしたとき、
あまりにナイスな看板というかゲートだ。

hyougo01.jpg

見えづらいので拡大してみよう。

hyougo02.jpg
「信号むし あなたの人生行きどまり」
暗い雰囲気がにじみ出てきます。しかも、「むし」となぜ平仮名か。
たかが信号無視、と思っているドライバーは95%にのぼるのではないか。

hyougo03.jpg
「見てるだろう 止まるだろう 人に頼るな 自分の安全」
言っているとおりなのだが、注意喚起としてはその通りなのだが、
ここに書かれている標語の中で最もまともに思えるのだが、
面白みがないのがかえってこの標語を浮かせてしまっている。
事故を起こしてしまったらその責任の幾割かは自らに帰趨すると、
そういいたいのでありましょう。
世の中、正論ばかりだと、正直キツい。

hyougo04.jpg
「お父さんは 安全運転の4番打者」
最高です。
運転者のやる気を引き出すナイス標語。
4番打者といえば王貞治。
ボンカレーの宣伝を想起させるわけですよ。
あぁ、甲子園でホームランかっ飛ばしてみたい。
もちろん満塁で。
ワーワー歓声を浴びてみたいものです。

車の運転で歓声を浴びるなんてことは普通に考えてある訳じゃないので、
結局のところ自己満足ですな。
やった、今の運転はホームランだ!!
と思える瞬間はあるわけなく、
あー、危なかった…
とピンチを迎える方が圧倒的に多いわけだ。
ですから、運転という行為は決してやったから誉められるようなことが
起こるわけではなく、どちらかといえば「それはいかん」と
誉められぬことの方が起こりうる。

そうそう、ここ数年で気になるのが、
左折しようとして減速した車を後続の車が待てなくって、
追い越ししていこうと対向車線にはみ出す運転の仕方。
まったく困ったもんです。
それによって重大な事故でも起きない限り、
世の中は動かないのであろうなと半ば諦めている次第。

車の運転というのは、本人の意識の高さによるものであるから、
あとは最低限のルール上に成り立ち、
運転者同士の思いやりがあるかどうかで…(あと略)、
あぁもう嫌になりますな。
自分ばかりがいい子になろうとも思わぬが、
まぁ何とかしたいのう。

次回予告 「今年も干し柿の季節がやってきた」
仕事というか、所用というか、その内容をイニシャルにすると「S・R」なんだけど、
青森に行ってきたのだ。
で、あの、憧れの、緑色の新幹線に乗ったのだ。

これは嬉しかった…。

とはいえ、家の周りの施すクリスマスのイルミネーションと同じで、
乗っていると、外観は見えない。
乗っているという満足感だけだ。

新青森駅に着き、青森駅まで「スーパー白鳥」にて移動。
青森駅を乗り過ごすと函館まで行っちゃうという、甘美な罠が待ち受けている。
しかしながらそんなことしたら、もの凄い伝説となって残ってしまう。

ま、それはそうと無事に降りちゃって、青森駅で昼食だ。

青森は何度か訪れたことがあるのだが、大して知らない。
知っているといえば、駅前の市場の中にあった「埼玉屋食堂」なのだ。

『駅前食堂』という地域本(勝手に名付けた)があり、
その中でこの食堂のことを力強く書き記しているのだ。
特にイクラ丼…。

で、駅前の市場はすべて「アウガ」という大規模施設の地下に移転し、
しかしながら埼玉屋食堂は駅前の公園のお向かいに残った。
ここです。左側。

nagao01.jpg

そして、その左側にあるのが今回めざした「長尾中華そば」なのだ。
煮干しだしの中華そばを提供する店として、秋田までその名は轟いている(多分)。

メニューは、あっさりとこってりとその中間の3種類の中華そば。
こってりといっても、脂でギトギトしているわけではない。
煮干し成分でどろどろなのだ。

せっかくなので、煮干しが最も強烈な「こく煮干し中華」をオーダー。
これです。

nagao02.jpg

泡立っているのが分かりますか?
煮立っているわけではないです。
あまりにクリーミーだからであると思われる。

おいしくいただきました。
チャーシューが、もも肉とバラ肉、2種類入っているのが嬉しい。

10年近く前に訪れたとき、青森の食べ物に対してあまりよい印象をもてなかったのだが、
今年になっていろいろと見直しました(実は7月にも来た)。

いずれ、県立美術館にゆっくり行きたく思います。
前々から食べてみたいと思っていたのは、
自分で作ってみたいと思っていたからなのだ。
この、「カスレ」なる食べ物。
フランスの家庭料理といわれている。
写真でしか見たことがなく、
味が全くイメージできない。
中に何が入っているかもよく分からない。
そういうわけで、「一度食べてみなければリスト」の
最上位にあったのだ、カスレは。

で、機会を得てこの夏、八丁堀(十手物の舞台というイメージ強し)は
「ガール・ド・リヨン」というビストロ(フランス料理屋とどう違うのかな)を
目指したのだ。古くからの友人と共に。

で、注文して、出てきたのがこれだ(今回は店内や店員や他の客の描写はありません)。

kasure.jpg
<カスレ> 2,300円

なかなかの価格なのではあるが、もう一つ頼んだパテのボリュームと共に、
大したボリュームで、頼んだ料理はたった2皿だったほど。
で、友人と分け合い、食べてみる。

大まかに、3つの材料が使われている。
上にドドンと乗る鴨肉(コンフィ(低温の油で煮込む)されている)、
奥に沈む太くて白いソーセージ、そして、インゲン豆の煮込みだ。
特殊な味付けをしているわけではないようだ。
ブイヨンなどで煮込んだインゲン豆が旨い。
これだけでワインが進むというものだ。
肉もソーセージもでかくて、食べ終わる頃には腹がパンパン。

レシピによっては、或いは小生が感じなかっただけなのかも知れぬが、
複雑な作り方があるようだ。
が、至ってシンプルな料理であろうと感じた次第。
そのうち作ってみたいとは思うが、
結構時間がかかりそうだしなぁという思いの方が強い。
ということは、店で食べるのが得策というものだ。

フランス気分を満喫した後、近くにあるチェーン居酒屋に移動。
やっぱりこれを飲まなくちゃの熱燗を飲みつつ、
チェーン居酒屋らしいつまみをつまみ、だらだらと過ごす。

近頃チェーン居酒屋が好きなのは、誰からも気にされない、というところだ。
いわゆる銘酒居酒屋、老舗居酒屋には明らかに得も言われぬ緊張感が漂っている。
身構えてしまう。
その身構えることを楽しんでいた30代であったのかも知れぬが、
40代になり、むしろ料理も酒もランクは低くても、
それで充分という酒の飲み方で満足できるようになってきた。

新しい自分、発見。

1980年代後半の旅行会社のキャンペーンのキャッチコピーのようだ…。

まぁそういうわけで、カスレを初めて食べたわけです。
<<前のページ >>次のページ