遂に最終回であります。
前回はやたらと長くなってしまったので、今回は
要点だけを。
長くなるといえば、小学生の日記です。
小生もそうであったのだが、朝起きてから寝るまでを
不必要なほど詳細に綴る。
読み物としてはどうなんでしょうね…。

さて、3日目朝はなかなか起きれなかった。
といっても、5:30には目が覚めていたのだけれども。
布団から体を引きはがすように起床し、シャワーを浴び、
軽く朝食を摂って(さすがにこの朝はホテルのサーヴィスを利用)、出立。
で、阪急線にて中津駅を目指す。

皆様と合流したところに見えたのがこの光景。

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駅の改札を出てすぐに飲み屋と喫茶店があるなんて、
すっごく羨ましい。(やってるかどうかは分からぬが)

小生は大荷物を両手に抱え、駅にコインロッカーがあるだろうと
安易に考えていたのだがあっさりなく、いわねこさんが
あちこち探し回ってくれたのだがどうにもならず、
(ありがとうございました)
そのまま歩き続けることになったのだ。
でも、結構大丈夫でした。

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駅から左折して暫し進むと、かなたに地面を這う白いもやが見える。
もしかしてドライアイスの?と近づく。

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思った通り、ドライアイスの気化したものであったのだが、
ドライアイスは液体にならずいきなり気体になるところが楽しい。
工場の中ではせっせとドライアイスを切断する作業をしている。

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この光景はなかなかのものでありました。
シャッターの隙間から気化したドライアイスがじゃんじゃか湧いてくる。
その中を自転車や自動車が通過していくと、もわーんともやが
道をあけ、また同じように戻る。その繰り返しである。


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かつて人が住んでいたと思われる、手作り感満載のあばらやというか、
何とも表現し難いものが佇む。
閉ざされ、もはや人の気配もない。

で、いよいよガード下の異空間に突入なのだ。
暖色のライトにぼんやりと照らされ、しかし決して明るくはなく、
少なからず不安を感じる雰囲気がまた何ともいえず、
そこを我々は突き進んでいったのだ。

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アルゴンといったらArなのだ。

なんとかりーべぼくのふねななまがりしっぷすくらーくか

まだ科学嫌いでなかった頃に覚えた元素記号の語呂合わせソングでありますが、
皆様もきっと覚えましたよな。
高3になって一気に科学嫌いが加速した小生は、その後の学習の記憶があまりない…。

で、とにかくアルゴンガス。
溶接に使われているはずだ。
溶接とは溶かして接着するもの。
ボルト接合とは訳が違う(どう違うのか分からぬが)。
突然ぼろっと獲れてしまいそうな感じもするが、
ボルト接合に比べるときっとスマートで場所をとらない感じ。
そんな感じと思いつつ、深部へと進む。

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今回の探索の、小生にとってのクライマックスはこの
「野宿禁止」
なのだ。
実際に行き止まりの部分に表示されている。
こんなところに人が寝ていたらだれでもびっくりするわな。
左右はどこぞの会社所有の事務所というか資材置き場的なところ。
怖くなってきて、心が「早く引き返そう」と訴える。

少し戻って外に出ますと、我が触覚に働きかけるものが。
よくよく見ると、古い古い看板がある。

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かつて、中華飯店だったと思われる表示。
ガード下の、こんなところに?と思えるところに食堂があったようなのだ。
看板の表示が振るっている。

電話番号にメッセージを込めるというのはよく使われる手法でありますが、
ここの場合、「スゴイ フクロク」の後に、「半テン10」と書かれている。
電話番号の「5」にも強いメッセージが込められているのですよ!!

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つまり、「福禄」という店は中華飯店であると。
で、「飯店」というのは、ハンテンであり、5はテン(英語でいうと)の半分であると。
だから、注釈付きで記入しているわけでありますよ。

関西人恐るべしというか、ただ単に看板屋さんの気の利いた仕事というか、
店主のこだわりなのか、
まぁいずれにしても暮らしとドラマがここから伺い知れる訳なのであります。

我らは更に突き進む。
勢い余って淀川河口付近の橋の下に進む。

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阪急電鉄の下なので、時折驚異的な轟音が我らを襲う。
でも、気にせずに突き進む。
途中、「ねじり花」が話題になる。
東北人の小生、全く知りませんでした。
あったのだろうかそんな花。
これから気にしてみます。

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グルッと回ってまたガード下に戻り、別の観点から探索。
ひびの横に「クラック」と書いてあるのが面白い。
クラックといえばスザンヌ・ヴエガなんですよ。
「あんまり良すぎて死んでもいいやと思える曲」というのが
誰しもあると思うのだが(ないか)、
スザンヌ・ヴェガの「crack」なんですよな。
高校生末期から大学生にかけてよく聴いていました。
「マレーネの肖像」も死にたくなる。
それはそうと、凄い路地を発見。
怖くて奥まで入っていけなかった。

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「古道具」と書いてある。(彫ってある)
どこぞで商売していたのだが訳あってここに引っ越してきました風の
造作で、この看板の向かい側にはプレハブ風の小屋があり、
そこには昔の映画のポスターが飾られ(「七人の侍」とか)、
一枚2,000円などであったりして、
奥にはまだ進めるのであったが、

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みんなズンズン入っていったのだが、小生は尻込みして出口付近で待機。
洗濯物が干してあったりして、生活感満ちあふれるガード下長屋であったのだ。

さていよいよ探索も終盤なのだ。
阪急電鉄に乗っていた時点で既に見つけていたこの巨大建造物。
梅田何とかビルに向かう。

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展望台行きのエレベーターに乗り、最上階を目指す。
取り敢えずの終着点から、もう一つ上の階まで行くには、
中空に浮かぶエスカレーターに乗らねばならぬ。
高いところ大好きの小生にとっては、今、この瞬間に自身が起こらぬことを
願うばかりで、下を見下ろしてもそれが現実であることを認める意思も働かず、
他の皆さんは楽しんでいらしたが、小生には精神鍛錬の一環といった様相を呈していた訳なのだ。

つまり、怖かった。

有料の展望台(だってなんと700円も取られる!!)には行かず、
トイレに行こうとしたら狭いフロアなのになかなか見つからず(表示が不親切)、
彷徨ったあげくやっと見つけて用を足し、
タクシーにて(大人だから)新大阪駅を目指したのだ。
つまり、ここまでで探索終了。

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関西に来て粉ものを全く食べていなかった東日本勢のリクエストにより、
新大阪駅地下の食堂街で、「ぼてぢゅう」に入り、昼食。

迷わず生ビールを頼み(このために車を置いてきたようなものだ。遙か彼方の地だけど)、
堂々の乾杯。

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粉ものはそれぞれが注文。
小生はネギ焼きを頼んだのだ。
記事の中には牛スジ煮が入っていて、つまみとしても楽しめる。
塩ポン酢に付けながら食べるのであっさりしているのだが、
あっさりしすぎていて、終盤はソースをかけて食す。

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そんなこんなで、3日目は終了。
新幹線にて帰途につく。
さっきあんなに食ったのに、悔いを残すのも嫌なので、
明石焼きを持ち帰りで買う。
勇んで車内で食した訳だが、そのなんというか、
食べ続けると単調な味で、かつ、巨大であったもので、
4個くらいで飽きてきて、それでも何とか食い続け、
6個までは制覇したのだ(力ない制覇)。

遂に実現した近畿での集い、諸関係者に深くお礼申し上げると共に、
再会を心から願っております。
とにかく、野宿は駄目よ。そんな気持ちです。
野宿と聞くと中津駅ガード下の異空間を想起する自分になったのであったのだった。
神戸に着ての2日目、昨夜はというか、本日なのだが、
1:30頃に就寝した割に、朝は早くから目が覚め、
しかしながら特にすることもないのでまったりと過ごし、
身支度を調え、7:00前には出立したのだ。
朝食付きのホテルでありましたが、明石駅(本日の会場の最寄り駅だ)の
立ち食いうどん蕎麦屋に、「タコ天うどん」のようなものがあるらしく、
それを朝食にしようと早々に出かけたわけだ。
ただし、すぐに駅に向かったわけではなく、
そばにある「メリケン公園(というような名前)」から瀬戸内海を
いっちょ眺めてから行くべえかと、ちょっぴり迂回したわけだ。

5分ほど歩き、堤防の手前からちょっとだけ海が見えて、
それが瀬戸内海だったわけだが、それにしても日なたにいると暑い。
当たり前か。
日陰を探しつつ、変な感じで収まっている郵便ポストや
楽しい感じの落書きなどを撮影しつつ元町駅に向かう。
「四興楼」の場所も確認。
まさにJRAの横でありました。
豚まん、ボリュウムたっぷりで美味しかったです。

さて、JRに乗りまして、明石に向かったわけだ。
聞いたことのある駅名ばかりだ。
特に「須磨」!!
須磨といったら、「関守」なのだ。

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 
     いく夜寝覚めぬ 須磨の関守  源兼昌

おぉ正に、淡路島が目の前に見えるではないか。
立派な橋も架かっている。
そういうことだったのね。
それにしても、阪神淡路大震災の時の大変さは如何ばかりだったか…。
あれからもう20年近くが経ったのだとしんみりする。
ちなみに、須磨は中世の頃は荒涼としていたようで、
関所が置かれ、うら悲しい場所であったようだったのだ。

もう少し行くと(或いは手前か)、公園に「鉄人28号」が立っているのも見つける。
向こう向きの後ろ姿ではありましたが。
これがそうだったのかと、一人合点がいく。

さて、明石駅に到着しまして、すぐに立ち食いの店を見つけ、入店。
「タコ天」というものは乗っておらないようだが、
かき揚げの中にタコが入っているという。
まよわず、かき揚げ天うどん(400円)を頼む。

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かき揚げのボリュームにやや怯む。
でも、西日本のうどんつゆは実に美味しいです。
モリモリ食べる。

で、徒歩にて本日の勉強会場に向かい、
こんなもの

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を履かされたりしつつそれなりに学び、
明石駅で職場などへのお土産を購入し、帰途につく。
その前に、福引き券をもらい、、福引き(デジタル…)をしたのだった。

「こういうときにビッグな賞が当たったりするんだよな」と
欲を満々と携えていると当然大した賞にならないわけで、
でも100円の商品券をもらい(明石駅内のショッピングセンターでしか使えない)、
これはよっち~さんにあげようと心に決めた。

で、ボケッとJRで元町駅に戻ると…、驚愕。
人人人に満ちあふれている。
それはそうであるよな。
中華街があり、大丸がありだもの。
とある政党もがんばっている。

小生はホテルに荷物を置き、さらにお土産を買い求め、
(ユーハイム本店というところに行った!!)
三ノ宮の待ち合わせ場所に向かったのだ。

予定よりも早く行けたので、本日目指す店を探す。
行ったり来たりしてやっと発見。

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ドーン…。

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何でこんなときに限って臨時休業なさるのか。
「乍ら」という漢字を使っているのを生涯で初めて見ました。
それにしても落ち込む-。

気を取り直し、本日行くべく居酒屋をガード下にて探索。
ここなら良かろうというところに目処をつけ、
三ノ宮駅中央口にてよっち~さん(大阪在住)、いわねこさん(岩国在住)と
落ち合う。
いわねこさんとは、かつての岩国居酒屋放浪記以来、約10年ぶりの再会だ。
岩国居酒屋放浪記('02.12.1)

また会えようとは…(言葉にならない)。
さっそく、先ほど目処をつけた「ごん太」に向かい、入店。

結構な客の入りで、入れないかと思ったが、
入り口すぐそばの席が予約席だったのだが
「奥の方に移しますので」と店員さんの配慮で
すぐに座ることができ、安堵。
すぐに生ビール、カシスオレンジ(よっち~さん)を頼み、
すごい勢いで乾杯。
再会を祝す。

このとき小生のスマホ(本来は「スマフォ」だと思う)の充電状態は
危機的状況を迎えており、でも充電コードは携帯していたので
コンセントはないかときょろきょろしていると、
よっち~さんが「充電池使って良いよ」とのことで、
ありがたく拝借。よっち~さんにはホントにお世話になりました。
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いわねこさんとワーワー言いながら何を頼むかを話し合い、
いろいろ注文。

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牛すじ煮込みは串に刺さっており、一人一本ずつ。
どて焼きというものであろうと思う。
コンニャクも旨いのだ。

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焼き鳥は肉がちんまりとしていて食べやすい。
鶏皮があんまり美味しくて鶏皮だけ注文。
そうだこのとき既にAYAさんも到着していたのだった。
わざわざ来神したAYAさんを迎えに三ノ宮駅中央口に行き、
お連れしたのでありました。
また、祝杯をあげる。

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「ごん太巻き」というものも注文。
マグロ、長芋、胡瓜を海苔で巻いたもので、
さっぱりしていて実に旨い。
海苔巻きの酢飯抜き、だ。

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酒は、お銚子の字の通りならば、「白鶴」。
一人で2合をぐいぐいいただく。

トイレにてかようなものを発見。

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テンションが見るからに高すぎる人がおる。
というか、歯の出っ張り具合が何というか…。
あまりに印象的だったので掲載。
ちなみにこれは、飲み屋の宣伝ポスターだったのだけどね。

話は尽きず、延々喋り続ける我々であったのだが、
AYAさんに「京都には舟屋というものがあって…」という
衝撃的な話をきき、画像も拝見し、
びっくらこいて、世の中まだまだ知らないことだらけだなぁと
今後の自分の生き方を見直したりしつつ、次の店への移動タイムである。


今回小生が目指していたのは、昨年オープンしたという、
「シャア専用ガンダムバー」なのだ。
お気づきの方もいらっしゃると思うが、
店名が既に矛盾しているのだ。
シャアがガンダムのバーにいるという矛盾。
シャアの立場からすれば、連邦軍の店にいるというのはおかしいのだ。
しかしながら、視聴者とすれば、ガンダムという全体ととらえているのだから、
その中に登場するシャアという見方ができるからいいのかなぁ…、
とだんだん訳が分からなくなってくるので、
その辺はうやむやにしよう。

少し歩いて、ちょっと迷って、やっと発見。

シャア専用ザクの頭がある!!

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これさえ見つければ、もう迷うことはないのだ。

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何階か明記していないので、エレベーターに勇んで乗った割に
ちょっと迷ったのだが、まぁ、何とか着きました。

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シャアのマネキンのようなものが微妙な体勢で我々を出迎える。
胸高鳴る。
ドキドキ。

で、カウンターだけの店というので4人入れるだろうかと覗きに行ってみると、
結構な客の入りではあったが、
「いま席をご用意します!!」
とのことで、張り切って入店。
AYAさんは荷物を宿泊先に置きに行く。

3人で楽しいメニューを(それぞれの飲み物に、シャアの名言が添えられている)頼む。
小生は「百式生ビール」。
色が百式なんだろうな。

で、お店の姉さんの号令のもと、乾杯。
確か、
「勝利の栄光を君に!!」
と言うんだったのではなかったかな。
ちょっと楽しいが、乾杯した後、「このあとどーすれば良いのぼくたち」という、
軽いやるせなさ感が漂うのであった。


またまたトイレネタなのだが、これをネタにせずにいられるわけがない。
もう、凄いのです。

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トイレ本体への装飾のみならず、便座に座ると、
両手にちょうど操縦するレバーがあり、
正面には迫り来る量産型ザクが描かれ(ゲーム画像を拡大したもの)、
…あれ? どうしてシャアが量産型ザクと戦うのだ?
まぁ、その辺はやっぱり「ガンダムバー」という矛盾点につながるわけで、
楽しく用を足せるから(大の時のみ)、それはそれで良いのだ。

店のお姉さんは2,3人おり、それぞれに役柄が与えられているようだ。
小生はただのガンダム(業界では「ファーストガンダム」と呼ばれているらしい)しか
知らないので、このお姉さん

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に、「私は○○という名前で-、年齢は一応18歳なんです」
みたいなことを言われ、ついでに人物の背景なども説明してもらったのだが、
全くちんぷんかんぷんで、しかしながら制服のせいなのか、
このお姉さんは可愛らしいのみならず、なんというか、その、
鎖骨の下に一対となっている、出産後に乳児に栄養を与えるために
使われる機能を持つ部分がなかなかに豊かで、
しかしながらスラッとしていて、
これはやっぱり制服のせいなのか、と自問自答する日々なのであるが、
とにかく良いお姉さんであったのだ。

そうこうしているうちに、経営者である「大佐」が登場!!
つまり、シャア・アズナブールに扮した日本人男性である。
カツラをかぶっていて、白いスーツがよく似合う。
意外にもこの人物、実に気さくな好漢で、ちょっと好きになってしまった。

程なくして、客全員にバインダーが配布された。
「第2回 シャア専用ガンダム検定」である。
心躍る!!
8点以上とると、2階級特進するそうだ。
で、真剣に問題に向かう。

「ガルマは司令官でありながら、ブラウンに塗装された専用戦闘機である○○○に搭乗し、前線に出撃することも多かった。この戦闘機の名前は何かな」
という問題には、周辺兵器の方に興味があった小生としては
わけなく答えられたのだが、
「ガルマの恋人だった女性の名前は?」
は、全く覚えておらず、不覚であったのだ。

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テストの結果は7点。あと1点でありました。
点数よりも、「テストを採点される」という行為が実に新鮮で、
この店に来たことを心から喜ばしめる結果となった訳なのだ。

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大佐の解答、解説タイムも実に振るっていた。
一問一問、映像を映し出しながらその根拠を明確にし、
楽しく説明してくれる。
それぞれの解答に大納得である。

明日もあるので、そんなに遅くならないうちに帰ることになりました。
お会計すると一人2000円にもならぬ。
飲み食いするというよりも、喋って楽しむ場なのだ。
こんな儲けで大丈夫なのだろうかと、大佐を案ずるが、
ご実家が広大な不動産の持ち主だったりするのかもしれぬ。
とにかく楽しめました、ありがとう。

皆様と別れた小生は、再び元町近辺をウロウロ。
また「いまや」もいいなと思いつつ、しかしながらもう
表の明かりが消えていたので、そばにあって前日に音楽がガンガン流れていた
イタリア風の飲み屋、「Cheers」に入って、ワインを二杯。

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「軽い前菜盛り合わせ」のようなものも頼んだつもりであったが
伝わっておらず、出てこぬ。
その代わりに若手が「これ、先輩が牧場で作っているソーセージで…」
と、3枚ほどのサラミの薄切りのようなものをくれた。
黒胡椒がたくさん入っていて、美味しかったです。
学生の頃、足繁く通っていた「なかよしキャンプ場」で食べた、
ポトフを懐かしく思い出した。

同行の男性にべたべたと妖しくまとわりつく女性を横目に
さっさとワインを飲み、ラーメンで締めるべえとうろうろ。

「希望軒」という、前向きに生きたくなるような店を見つけ、
入ってラーメン食う。

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博多ラーメンを謳う店。
スープがどろどろで、天下一品ラーメンのよう。
こういうスタイルもあるのだな。
最近、細いストレート麺をとても美味しいと感じる。
それにしても店員さん達の静けさには希望というものへの
矛盾を感じるのだ。
希望を感じないというか。

ま、それは他人事として、ホテルに戻り、明日も早いので(中津駅で8:00待ち合わせ)、
さっさと寝ねばならなかったのだが、
何だか寝る気にならず、しばし呆然として、そののち就寝。

いろいろあった。


次回予告!! 神戸居酒屋放浪記3/3 中津駅ガード下の異空間 野宿は駄目よ
仕事というか、仕事ではないっちゅうか、まぁ、半分は仕事に生きるかという、
そういう、仕事のスキルをアップするための集まりに参加すべく、
明石に行ってきたのであります。
で、ここに記すのは、その際の「夜の記録」的なものであり、
まぁ、いつもの居酒屋放浪記であります。
どうぞお付き合い下さい。
(前回、次回予告で「干し柿云々」とありますが延期です。ご了承下さい)


神戸市は元町駅(横浜にもありますな)を降り立つと、
長靴をはいたお嬢さん達が目につく。
初めはブーツかと思ったのです。
よく見ると、レインブーツでした。
「神戸では長靴が流行ってる…?」
それが神戸の第一印象であったのだ。
で、着いた時刻が時刻だったもので、すぐにホテルを目指し、
でも、一応(つまり飲み屋があるかを確かめるため)商店街の中を通り抜け、
ホテルに荷物を置き、必要なものだけを携えて、
あと1時間で日付が変わるという時刻に出陣した訳なのだ!!

で、ウロウロする(つまり探索)こと約20分。
焼き肉が多い。
中華料理店は全て閉まっている。
焼き鳥屋もあるけど…。
そんな中で奇跡的に(それは結果的にも)発見したのがこの、
「いまや」
だったのだ。

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(翌朝撮影)

カウンターに5席ほど。
2階にも席があるようだ。
お客さんは男性が1名。
店の人は男女。
夫婦だとは思わなかったのだが、後に夫婦と判明。

座って、「晩酌セット」のようなものを注文。
のちに写真を見ると、
「ちょいと一杯のつもりセット」
とある。
“つもり”というところがミソだな。
で、まずは生ビールが届き、祝杯。
なににだ。
それは、ついに神戸で飲むということにですね。

そして、おつまみ盛り合わせがやってくる。
仙台の「一心」、秋田の「酒盃」を思わせる、
お重に四種類の肴が盛られるスタイル。
それぞれ小鉢か小皿に綺麗にちんまりと盛りつけられている。

・刺身(おそらく鰹それともイサキ?)
・マカロニサラダ(手作りマヨネーズがかけられており、それが秀逸)
・蕪と鶏肉と厚揚げの煮物(たしか)
・茄子と胡瓜の揚げだし

茄子と胡瓜の揚げ出しが特においしくて、
単品で改めて注文する。

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酒は、「男山」(熱燗)→「香住鶴」(冷たく)と進む。
もう、遅いので、初めはさっさと引き上げようと思っていたのだ。

奥様が「仕事帰りですか?」と話しかけてきてくれ、
そこから徐々に自分のことを話しはじめ、
しばらくの間、秋田ネタ、食物の違いなどで話が進む。
初めから店にいらした常連さん、N山さんも、
何かしら大きめのメモ帳に書き込みながらも会話にたまに
入ってきてくれる。
「王立宇宙軍オネアミスの翼」に登場するロケット打ち上げ主任だったかの
男性に似ている。

で、話は「なぜ若い女子が長靴を履いているのか」というところに。
奥様によると、昨年だったかに、そばの大丸でそういうのを打ち出して、
それ以来、お洒落として、雨の日に履くことが多くなった、
というような話であったと思う。
マスター+N山さん曰く、
「神戸は坂が多くて、雨の日は道を水がたくさん流れる。水たまりも多い」
とのことで、実用性もあるのだと納得。
でも、長靴はどう考えても実用性が高い。
だって、靴下が濡れないでしょう?
雪国では膝くらいまである、カラフルな長靴か、
ちょっとシンプル目のAIGLEっぽい長靴が主流だが、
今年職場に異動してきた後輩は、昔からよくある、
つるつるぴかぴかの、ふくらはぎ丈の長靴を履いていて、
こりゃあいい、と思ったのでありました。

憧れの、「金杯 森井本店」についても取材しました。
(森井本店については、翌日悲劇が訪れる)
曰く、
「八島食堂がいい」
「いや、八島さんは閉めましたよ」
「森井もいいけどね」
とのことで、あまり情報は得られなかったのだが、
期待は膨らんだ。
(翌日しぼむ)

で、話しは広がっていく。
もう翌日になったいたのだが、「黒霧島」を一杯だけと、
ロックで注文。
水割りと見紛うほどの大盛りで、
氷を追加してもらいながら飲み進む。

ここから「いまや」でのクライマックスが訪れる。

マスターがCDをかけ替え、それは声からいって
クラプトンであろうと思い、訊くとその通りで、
ジャケットを持ってきてくれる。
で、そのついでに、「音がすごくいい」というようなことを伝え、
上を見ると、左右に木製の筐体に入ったスピーカーが見える。
冗談半分で
「手作りですか?」
と訊くと、なんと、正にその通り。
そこからスピーカー話が始まったのだ。

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何だかの経緯で(この辺の話しは忘れた)スピーカーを作ることにして、
作ってみた。
初めは音の抜けが悪かった。
もっと良い音にするために、ぼろきれとティーバッグ(!!)を入れてみた。
すると、良くなった。
お客さんにあるとき、「位相が逆なんじゃないか」と言われて、直した。
そして今に至る。

というようなマスターの話でありました。
んー、面白かった。
そして、N山さんのギターの話になり、
多分、おそらく、エレキギターの方だと思うのだが、
多分、おそらく、今もバンド活動をしているようであった。
で、私も少し…、という話しから、どんなのやるの?
と訊かれてあーだこーだと話しているうちに、
「80年代のブリティッシュロックが好きなんです。例えばALARM、…」
というところで、知っている人は幼なじみのNちゃん以外、
身の回りにはあまりいなかったのだが、なんと、まさか、N山さん、知っているとのことで、
奥様もアルバムを一枚持っているとのことで、ビックリ!!
BIG COUNTRYの名前まで出てくる。
すごい!! ここに来て良かった!!
さらにはHOOTERSは?と奥様に訊かれ、小生はライブ盤しか持っていないのだが、
実に好きで(ピアニカを吹くところが)、そのことも伝え、
帰り際になって更に楽しく過ごすことができたのであった。

神戸のお土産のことを訊くと、
・四興楼(しこうろう)の豚まん
・ユーハイム本店で買うバームクーヘン
を勧められ、それらは翌日購入したのだが、まだ食しておらず、
早く食いたいです。(ゆうべ食べました。美味しかった)

で、お会計は、2980円。(スーパーで売っているものの価格のようだ)
心もお腹も満たされて、店を後にする。
また行きたいなぁ…。
関西に出張ないだろうか。
で、その心を満たすため、昨日、「いまや」のコミュに加入したのだ。

その後、食べログなどで目にしていた
「神戸ラーメン 第一旭」
に行き、Bラーメン(700円)を食す。

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Aラーメンだと、チャーシューなしです。
肉は、もも肉で、柔らかいわけではないのだが、
こんくらい堅い方が、人間退化しないですむと、思うわけであります。
店の人たちは、中華街そばだけあって(あまり関係ないかもしれないが)、
互いのやり取りは全て中国語の中国の皆さん。
異国で頑張ってくだされ。
日中は大学で学業に勤しんでいる人たちなのかもしれぬ。

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(翌朝撮影)


帰りに発見。

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白おでんとは何だ。
そして、それが店名になっているBARはいかに。
滞在中、ずっと閉まったままのようであったけど…。


そんなこんなで、実に楽しく過ごした「いまや」での時間。
もっといろいろ食べたかったのだ。
また行きたいのだ。
嬉しい気持ちで眠りについたのだった。
翌朝の朝食はうどんにするぞと心に誓いつつ。

次回予告!! 神戸居酒屋放浪記2/3遂に実現した集いはガンダムバーに向かう
はじめに述べておきますがこれは、
「呑めなかった」話なのです…。

ある日、某所にて劇団員T先輩(既出)と16時に待ち合わせ、
風呂に浸かりながらだらだらし、
その某所内にある「湯上がりバー」なる素敵な場所でさっと呑み、
名店「鳥九」に移動し、
ママさんが四月いっぱいで退職なさることと、
某ショットバーで働いていたD君が実はその系列の職場内にいることが分かり、
退職は残念なのだがD君が元気でいることは実に嬉しく、
そうしているうちに一人のお客さんが来て、
県外からのお客さんによく慣れているT先輩が早速どこから来たのかと
訊いたところ、新潟からとのことで、
小生、長年、本当かと半信半疑でいたことを確かめたのであります。
それは、新潟で、トイレで済ます「大」の方
(そういえば、この頃、「こちら、ハンバーグの“方”になります」という、
いかれた使い方がなくなってきたようだ)のことを、
「あっぱ」というとのことを大学の時、寮の後輩から聞いていたのです。
で、その出張でわざわざ来たというお客さんに訊いてみたのですよ。
すると、あっさりと、事も無げに、
「言いますよ。『あっぱくせぇ』とか言います」
と仰り、小生としては「我が意を得たり!!」と、内心歓喜の声を高らかに上げたのであった。

で、出かけたのも早かったし、結構呑んだので、19:54の電車で帰ったのです。
最寄り駅で降り、何の気なしに「す○らん」のある通りを帰ろうとしたら、
文字通り煌々と看板に電気がついているではないか!!!

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ちょいと寄ってみようと、心ふくらむ。

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でも、20時過ぎてるし、ママさん寝ちゃっているんじゃないかと
不安に思いつつ、思い切って入店。

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誰もおらぬ…。
「おばんです~」と声を三回ほどかけたのだが、
誰かが出てくる気配はない。
まぁ仕方ねぇと帰途についたわけです、結局。
でも、呑めなかったけど、楽しかった思い出です。
自分の人生、残り20年か30年か。
死ねばいなくなる訳ですが、
多分、末期には、頭の中はボウッとして、何がなにやら
分からなくなっていることと思うのです。
人から良く思われようなんてあまり考えず
(ちょっとは考えた方がいいと思う)
自由気ままに暮らし、自分の思う豊かさを感じながら
人生を送りたいと思う所存であります。

連休中は毎日呑むゾ。(何処にも出かける予定無し)

次回予告!! 商店の軒下 出前下げを待つ寿司桶は豊かな感じ
♪ゆーきのふるまちをー と歌いたくなるわけがない積雪ぶり。
いよいよ屋根も軽くピンチになりつつあり、
明日明後日で軽く降ろさねばならぬが、荒天だったら延期~、
と早くも逃げの姿勢でいるときに限って好天だったりするもので、
まぁなるようにしかならぬ(3年前に実感として認識した教訓)。

さてさて、新年早々、軽く放浪してきたのだ。K先輩と。
K先輩は我が町に奥様の実家があり、盆正月は大体一緒に帰省するのだが、
前お盆には激務のため帰ってこられず、おそらくは1年ぶりくらいかのう。
べちゃべちゃの甘雪が降りしきる中を湯沢へいざ出陣。

1軒目は「河童の川太郎」という老舗を目指したのだが、まだ正月休みか、
開ける気配無し。
で、国道からやっているのを確認した「みの屋」へ。
こちらの入り口がすばらしい。
暖簾というか、なんというのだあれは、でかい布に墨痕も鮮やかに
「湯沢だ!みの屋だ!!」というような言葉が紺地に白字で染め抜かれ、
その布が入り口横にぴんと張られ、飲み客をいざなうわけだ。

入るとほとんど予約席の間隙にちょぴっとあいた席があり、
そこに何とか座らせてもらう。

募る話はあるものだが、なかなかスタートが鈍い。
恥ずかしいのか?自分、と感じつつ自らを鼓舞しつつ、
お酒にも励む。
「スタミナ豆腐」は予想を凌駕するものであったのだ。
8等分した豆腐1丁に挽き割り納豆、芥子、ネギ、鰹節などが乗り、
しょうゆをかけて食う。
正月料理を食べ過ぎたというほどでもない腹ではあるが、こういうのは
ありがたい。
ここの店、熱燗が1合の設定が無く、初めから2合とっくりが出てくる。
串焼きなどの焼き物を担当しながら注文全般を差配する口元のほくろが印象的なお姉さんは
なかなかにキビキビと働いていて、こっそり一人で後日来たいと思わせる
魅力をもっているのだ。
ちなみにK先輩は相変わらず「幸薄そうな」女性が好きで、
そんなこと本人に言ったら失礼であろうこと間違いないのだが、
もう一人の女性が良かったと述懐する。

いや、女性の話をするために飲んできたのではないのだ。

意外に長く、3時間ほどいたのでしょう。
ビールバーに行きましょうと小生も初めての「コルサ・ロッソ」にご案内するも、
予約客で満席で、このまま〆にはいるのも(まだ9時前!!)なんだなぁと、
かねてから気になっており、少し前に蕎麦を食べるだけに入ってみた
駅前の写真館居酒屋(名前が分からぬ)に入ってみたのだ。

この店はもう明らかに、もともと写真館で、今も写真に関する営業はしていると
思われるのだが、一年奮起して夜の店になったらしいことを
地元情報誌にて読んだ気がする(銀行で)。
で、小生はワンカップ(美酒爛漫)、K先輩はハイボールを注文。
どちらも容器入りです。
「あけましておめでとうございます」と2度目の乾杯をし、
小生はカウンターの上にあったゆで卵を一つ手に取り皮を剥き、
容器の底に少量残る味塩をふってかぶりつくとそれは正に半熟卵。
もったいないから、ちびちび食べることにする。

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店内にはメニューの張り紙があるが、気になったのは
「卵(“らん”という振り仮名)カレーうどん・そば」。
カレーに生卵だとしたら少なからず厳しいものになりそうだが、
他のメニューに「かき玉うどん・そば」があったので、
生ではないと期待したい。いつか食べたい。
あと、各種缶詰もあります。
温かい(温かそうな)メニューは、
「ベーコン焼き」
「ソーセージ醤油焼き(今になってかなり心揺れ動かされる)」
「玉子焼き」
「煮込み」
「牛皿」
であります。

photo02.jpg

我々には柿ピー(柿のタネだけでよい)や韓国海苔も供され、
ちびちびと小1時間ほど飲み、お会計はまあそれくらいかなと思いつつも
驚愕の二人で700円!!
K先輩のご馳走になり、いざ「ポケット」へ。
ちなみに、我々がいる間に、年配男性4名がやってきてですね、
厨房とは反対側の(入り口が二つあるのだ!!)テーブル席で楽しそうに飲んでいたのだ。

今年初めての、「ポケット」であります。
迷うことなくマンハッタン、ウィスキー、「こまち」というショートカクテルなどに続き、
久しぶりにジントニックも飲み、
K先輩は「ラガブーリン」を痛くお気に召したようで、
驚くほどのスピードで飲み続けておられた。
初めは閑散としていた店内。
気づくと人で充満していたのだ。
で、0時頃にお会計してもらって帰ることに。

ここからが大変でした…。
よんだ代行がなかなか来ない…。
K先輩と車内にて延々と喋りながら待つことなんと1時間半。
気の長いのにも程があると、今一度代行に電話したわけです。
すると、「あーさっきの」と言われ、覚えていてくれたことには感謝しつつも、
ずっと待っているのだから来てくれと懇願し、
「あと20分くらいで行きます~」とのことで、
実際にはあと何分で来るのだろうと思いきや、ホントに20分で来て、
結局のところ2時間ほどかかって車にやっと乗ったわけで、
主要道路には既に巨大な除雪車が行き交い、
コンビニエンスストアでK先輩を降ろしつつこれ↓
photo03.jpg
を購入し、家に帰りますと我が家から人が出てくる。
ワッと心の中で思いつつよく見ると新聞配達員で、
あぁそんな時間になっていたのかでも代行来なかったのだからしょうがないと、
愚にもつかぬ言い訳をしつつ家に入ってさっそく
上記食品を食したのであった。
時計を見ると4時近く。
いつも起きている時間に近づきつつあるではないか。
このまま起きていようかと思ったが、それもあんまりだと思い、
いろいろ思ってばかりなのだがとりあえず寝たのでありました。
長い長い時間が過ぎたのでありました…。
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