小生、夏休みに大いに楽しみにしていたことがある。
中華料理(正確には台湾でよく食べられているようだが)で、<魯肉飯(ルーローハン)>というのがある。
小ぶりな茶碗に盛ったご飯の上に細かく切って甘辛く煮込んだ豚肉がかけられている小品。
一度自分でも文献を頼りに作ってみたのだが、いかんせん本物の味が分からないのだから、
正解を作ったとはいえぬ。
で、とある書物で見つけたのが麻布十番にある「福琳」である。
ここでは、前から<魯肉飯>が人気だったそうで、そこに遂に行けるときが来たわけなのである。
そしたら…、

hukurin.jpg

とのことでがっくし。
学生のときに共に劣等感を味わった友人とランチを…、と考えていたので、がっかりしつつも
待ち合わせの時間までに周囲のリサーチ。
中華でビールを!! と考えていたので、普段だったら喜んで入るようなそれほど衛生的ではなさそうなところを敬遠してチョイスしたのが、「T龍」であったのだった。

で、友人と落ち合って、向かったわけですその店に。
入り口にはランチメニューなどの掲示物などもなく、「営業中」というような札もない。
そして「高級中華料理」と看板に書いてある。
かすかな不安を感じつつ入店。
店のヒトが多い。
で、一階が結構狭く奥には階段があり、二階にも行けるのかと思いつつ席について、
メニューを手に取る。

ビックリ…。

目が点になるとはこのことか。
なんとかして退店できぬものかと5秒ほど考えたのだが、友人に「(お金)大丈夫だよ…」と励まされ、
気を取り直し、何とか経済的なダメージの少ないと思われる注文を、普段でもあり得ぬほど懸命に
検討開始。

そう、実に高額なのだメニューが。
1,000円以下の食べ物がないのですよ。
餃子が2,000円するのですよ。

途方に暮れつつ、言葉少なに相談し、<生ビール><五目炒飯><餃子>を注文する。

あーなんで庶民的な店に行かなかったのだろうか、この餃子で4回飯食えるな、まさか昼飯で1万円越えないだろうなと一人ごち、序盤は会話らしい会話もせず、友人に悪いことをしたのだが、
ビールを飲んでやっと開き直りの気持ちが表れ、餃子も五目炒飯も美味しくいただきました。
実際美味しいんです。
五目炒飯は2,800円(5回飯が食える)したけど。
で、滞在時間30分くらいで退散。
高いだけあって、レジに座りっぱなしのお姉さんがいる。
この人件費が、餃子の2,000円の1割くらいになっているな。

などといつまでもお金のことでくよくよしていると男らしくありません。
この後、小洒落たカフェーでコーヒー飲んで解散。
友人は、お父様が亡くなったばかりで、お盆に母方の実家に行き、夜の宴会で大いに飲み、
翌朝の朝食でビールを飲み、昼食でも飲まされ、ヘロヘロになった上で新幹線で立ちっぱなしで
東京に戻ってきたそうな。前日。ご苦労様でした。

この後小生は、有楽町に向かい、「ビッグカメラ本店」でディーゼル10のプラレールを買い、
神田まで(この夜宿泊)歩いていく道々、なかなか面白い送水口を発見し、数枚の写真を撮り、
デジカメの電源のスイッチを切ったところで手がツルッと。
デジカメが電源が落ちようとするところで衝撃を受け、そのまま停止。
小生の思考も停止。
あぁ、なんで大切に扱わなかったのだ。
しかも自分のではない。妹のだぞ。
この後の取材はどうするのだ。
と、先ほどの「T龍」に引き続いての自責の念に駆られまくり、トボトボと神田に向かったわけなのだ。

道々何とか気を取り直し、本日のメインエベントであります。
久方ぶりの同士との集い。
勝手に名付けるとすれば、「軒下オフ荻窪編」だ。

宿舎にて入浴し(大浴場が有り難い)、中央線にて荻窪に向かう。
下車して、階段を下りようとしたところ、叫び声とも悲鳴ともいえない声が上がる(聞こえたということ)。
すわ何かと目を向けると、ホームと電車の間に3歳くらいの男の子がぶら下がっているではないか!!!
かろうじて父親らしきヒトが両手をつないでいるが、腕から下はホームの下。
すぐに引き上げられたのだが、ものすごくビックリ。心臓がハカハカする。

気持ちの整理がつかないまま、集合時間まで40分ほどあったので、荻窪駅北口界隈の探索。
なかなか心が静まらないのだが、仕方ない。

本日の集合地「鳥もと」を横目に見つつ、右手に進む。
すると、かねてよりネット上では少し話題になっていた2号店を発見。
小綺麗ではないか。そして、この日はお休み。

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早く汚れて味わい深くなることを祈っております。
そして、ここが世に名高い「カッパ」であります。
浅草キッドの玉袋氏がこよなく愛しているんだな、ここ。
常連さん達の聖地であるようだ。敷居が高くて跨げませんや。

KC3A0081.jpg

この辺からちょっと軒下。
商店街の案内板に○井戸の表示がある。
昔の看板だから、今あるわけないだろう、面白いな。
程度の気持ちで撮影したのだ。

KC3A0080.jpg

そしたら、井戸発見。

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花の都大東京のど真ん中(ちょっと西にズレていますが)にこんな手押しポンプの井戸があろうとは。
後ほど、面々を連れてきて見せたのだが、そしたら実は2カ所にあったのだこの井戸。
恐るべし荻窪(何がだ)。

で、集合時間にまだ20分ほどあったのだが心も落ち着いてきたし、席も確保せねばならぬと思い、
遂に「鳥もと」に入店。
あっさり書くのだが、遂にやってきたのだ。
8月一杯でこの場所での営業を終了する「鳥もと」に。
お昼から営業している焼鳥屋、「鳥もと」は、下の画像、右側のビールケースの向こう側です。
説明しなくても分かるだろうけど。

KC3A0078.jpg

というわけで、後篇に続く。

コメント

続きが楽しみです。
ワタシが到着したときよりはるかに明るいですね。
あたりまえか…
そうなのだ。
荻窪の軒先にはすらりと伸びた長い足があるのだ。
ココロがオドル。

カメラが壊れてしまって悲しいけれど、僕はココロユクまで酔っても乱れても被写体とならずに済んだわけで、まぁそういうこともあるのだな。
momon様がいらしたときは、既に暗くなっておりましたものな。
電話をいただいたとき、小生は後述のお便所にいたのでありました。
開放的な男子の小のお便所。
後ろを通る淑女は恥ずかしからん。

後篇も頑張るッス。
いしいさん被写体でありますよ。
身体の一部だけど。

うら若き乙女のすららかに伸びた下肢は美しいものでありますな。
意識したわけではないのですが、ナイスなタイミングだったわけで、それを無意識といふのでしょうか。
それにしても、沖縄料理屋の酒はホニャララでしたな(後述)。
2000円の餃子食べてみたいッス!
食べ応えのある餃子でありましたことよBeerponさん。ちなみに5個。
日本一高いといわれているようだが…。
人件費であろう。
普通であったら、4皿は食えますな。
うちのそばのめん丸なら、7皿だ。
詳細なレポご苦労様です。
なんか無駄に臨場感たっぷり味わえました。
ところでディーゼル10。
ピンチーが付いてるんですよね。強力な。
うちのもトーマス大好きで、いつだかTVを録画したものを何度も見せろ見せろとうるさいです。しかし、あのシリーズはなんで登場人(?)物みんなして、小競り合いばっかりしてるんですかね。もっと和やかな話だと思ってたんだけども。
ゆみやん、お褒めの言葉を賜り、ありがとうございます。
って、褒めてないか。
でもでも衝撃だらけだったのですよあの日は。
2月に出張で上京できそうなので、また集えたらいいな、と思っております。

さてさてディーゼル10。
あんな怖い顔なのになぜ幸之助が好きなのか、よく分からん。
でも、プラレールの走りは大変に力強い。
で、ピンチーで、他の機関車を無き者にしようとたくらんでいるんですよな。
何というか、英国の文学は根底にそういう暗いものが流れているのかもしれませんな。
ディケンズくらいしか読んだことないけど。

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