京都である寺社仏閣である舞子はんであるスタンドである。
所用で京都にやってきた。
京都といえば<スタンド>。古くからの食堂というか、居酒屋というか、カフェというか、とにかく地元庶民のの皆さんに親しまれてきたらしい新京極にある飲食店である。
とあるTV番組で知ってからというもの、いつの日か訪れたいと願っていたが、こうも簡単にその機会がやってこようとは。
神様仏様に感謝。

さてさて、当日の小生、秋田空港から関空に向けて飛行機で旅立ち、関空からは特急はるかに乗車いたし、あっという間に京都に到着。所用先にいざ向かわんというところだったのだが、ホームにある立ち食い蕎麦屋に目がとまり、迷うことなく入店。

蕎麦屋というより、饂飩屋である。
はじめに饂飩か蕎麦かを店員に申請。冷凍した麺を湯で解答(解凍)してつゆをかけてくれる。
丼を受け取り、好きな天麩羅などの具材を乗せ、目出度くお会計。

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小生は、贅沢にも海鮮かき揚げを乗せてみた。
いや、「みた」というのは正しくないな。乗せました。
まるで、「ちょっぴりほろ苦いチョコレートソースをかけてみました」のような、かなり程度の低い文になるので気を付けないと。「みた」には。
で、饂飩。
讃岐うどんよりも細いのは当たり前なのだが、これが関西の饂飩なんだなと妙に納得。
ツルツル度が実に高い。あっという間に咽頭を通りすぎる。
実に満足いたしました。関西の饂飩バンザイ。


さてさて所用を無事に終えた小生、スタンドの場所は既にリサーチ済みだ。
いざスタンド。
いざ鎌倉。
諸々うち揃いて、いざ出陣である。
ちなみに、戦に大切なものそれは平常心だそうだ。

で、スタンド発見。意外にというか、予想通り(どっちだ)それほど広くない間口。
店内は半分くらいの入りであります。まだ18時前。
張り切って入店。

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長方形の長ーいテーブルと、丸テーブルがあるのだが、丸テーブルに着席するよう促され、素直に従う。そのテーブルには先客が。ハンチングをかぶってipodを携えた小洒落たおじいさんである。

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早速オーダーしたのは生ビールと、夢にまで見た(実際は見ていない)<牛ステ>である。なぜ牛ステというのかというと、店のヒトがそう省略していたから。
お肉ゴロゴロであります。まぁ、当たり前なのだが、とにかくゴロゴロ。そして、これで750円。そんじょそこらのチェーン居酒屋ではお目にかかれない、再三度外視といった感ありの肉充実度。きっと牛(ギュウ)大好きのK嬢もbasaさんも大満足するであろう。
高級ブランド牛であるはずもないのだが、こういうところではそういうものは必要ありませんな。赤身の肉をグイグイと噛みしめ、ビールを流し込むであります。
ソースが実に良い味で、ご飯も欲しくなるというもの。

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そして、<きずし>。
小生、きずしというものを、かつての名番組、「ごっつええかんじ」の中の松本人志が作って浜田雅功が歌わせられていた「エキセントリック少年ボウイ」の中で知った。
♪はらもちのいいきずし~
と歌われているそれはなんぞやと文献を参照したところ、〆た魚のことなんですな。
で、いただいたのは〆鯖でありました。
〆加減が良く、酸っぱすぎずしょっぱすぎず甘すぎず、実に食べやすい。
ここで、熱燗もオーダー。
昔ながらの、銘柄入りの透明緑色の瓶で供される。

特に日本酒の味がどうこうは今回記さない。
他の地方の味を、雰囲気を感じるためにやってきたのだ。
もう、ここまでで実に満足。
スタンドにいるだけで嬉しい。
しかしながら、他のものも食べたりでかなり満足。
テレビの真ん前の席であったため、ずっと流れ続けている若麒麟の大麻所持報道を見ざろうえない。
いずれにせよ、長居する店ではない。

お会計をして、店を出て、錦市場を歩く。

ほとんどの店が既に閉店。
かつて総合雑誌「太陽」で見たのとは違い、すっかり観光客向けになってしまったような居住まい。
すこし落胆。

京都大丸に入ってトイレを済ませ、いよいよ向かうは先斗町。
がしかし!!!!!
その途中で再び尿意が襲ってきたのだ。
耐えつつ先斗町の通りに入るも、風情を味わっている余裕我になし。
多少行ったり来たりして、入りやすそうな店を見つけて飛び込む。
<担々鍋>という、担々麺のスープで鍋を提供するという、今風の店であったが、
背に腹は替えられぬ。さっそくトイレを拝借し(これが主目的か)、どて焼きやら焼酎やらで、のんびり過ごす。
地元の皆さんが飲んでいる雰囲気を味わったといえましょう。

最後は結局バーである。
すぐそばの地下に入っている店にえいやとばかりに入店。
ここが良かった。雰囲気や居心地が。

sukiya.jpg

<数寄屋>といいまして、カウンターがお座敷カウンターというか、靴を脱いで上がる造りになっている。上がってみると、床にはホットカーペットが仕組まれ、足下ポカポカである。

で、オーダーするは最近の自分の流行、<マンハッタン>(今度の流行は<オールドファッションド>になる予定)であります。
提供され、早速口を付ける。

ツィー…

悪くない。
そのまま飲み続け、最後のお楽しみのレッドチェリーを手にしたとき…。
それは妖しくブルルンと揺れた。

???

口にしてみるとそれは間違いなく、その、なんというか、あれです、缶詰のさくらんぼだったのだ…!!

京都で受けた衝撃の巨大さ、分かっていただけるであろうか。
井上ひさしの「吉里吉里人」を手に取ったときの衝撃を超えるほどの衝撃であります。
なんといっても中にタネがある。
大急ぎでタネをさりげなく手のひらにそっとはき出し、コースターの上に安置。
ある意味、滅多にできぬ経験である。
ここの店の経営者の度量を感じるというか何というか。
大胆。

気を取り直し、2杯目は<ジントニック>を飲んで辞去。
重ね重ね、貴重な経験のできた店でありました。

まとめ。
京都は秋田と食い物の根本にあるものに違和感をあまり感じない。
異なる食文化をあまり感じない。
緊張することなく、脱力して酒を楽しむことができたであります。
実はこの翌晩は大阪にてお好み焼きやら串かつやらを堪能したのだが、あまりに異なる味わいで、
大いに衝撃を受けたのでありました。
あえて大阪の項は無しであります。
緊張したっけな大阪。何といっても駅からでたの初めてでありました。
などとついつい書いているが、とにかくこれにておしまいであります。

コメント

良いところなのでしょうね~。
私は目的もなくブラブラしたい所です。
きもの着てネ♪(笑)

食べ歩き・飲み歩き
そのお店の雰囲気が伝わってきますね
PCで匂いも伝わるといいのに・・・

マンハッタンは一口めで火が付きます私。
消火器が必要です!はいっ!

中の桜桃・・・斬新ですね~!缶詰なんて!
でも、ちゃんとシロップ付けなのかな?
「マラスキーノ・チェリー」みたいになってるぅ? 私、このチェリーがのっかってるアイスクリームが大好きです!!滅多にお目にかかれないけど・・・。


饂飩…
「冷凍した麺を湯で解答して…」
すごいもの見つけた小学生のように突っ込みたいところ!(笑)
解凍であります。
まえに1回気がついたはずだったという記憶があるのだけど、放置しちまっていたのだなぁ。
有り難う御座います。

マラスキーノチェリー、その通りです。
缶詰のさくらんぼを使うなんて、ある意味面白いのだけど、
なんというか、誤魔化された感が結構強かったのであります。
良い経験にはなりました。
ワハハ。

まもなく今年度終了でありますな。
今の思いは、「焼き肉喰いたい」です。
最近、ビールをちびちび飲むことを覚えました。
正に中年の先を見据えています自分。

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