♪はあ~会津磐梯山はよ~(以下略)
東北道から別れていく磐越道というのがありますな。そこで我々は見たのだSLを。生まれて初めて、という言葉があるが、まさに生まれて初めてSLが走っているのを見たであります。何だか幸先の良いスタート。アタタラ山SAで牛タン串も食ったしな!!(350円もする)

さて今回の目的地は、会津若松。テーマは「日本酒再発見」。何だか教養系の番組かただのグルメ番組みたいだな。とにかく、この頃焼酎ばかりに浸っていたから(K君とワタクシだけだが)、久々に日本酒オンリーで行こうと。と言うわりにテンションがなかなか上がらぬ。
しかしながら、会津そばを摂取し(我々が抱いていた高遠そばとはビジュアル的に非なるものでありました)、奴郎ヶ前という地区にある茶屋で田楽を食し(これについて語る勇気をワタクシは持たない)、会津酒造歴史館なぞに行ったりして、何となくテンションというよりモチベーションを自ら高めていく努力は当然怠らないのだ。
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ホテルでワタクシだけ昼寝して後、K君と郵便局前で落ち合い、探索開始。
まずは名店との誉れ高い「cooper's bar」と「籠太」の場所を確かめに。
会津は秋田と違った意味で飲み屋が多いと感じる。
何故だ。
そういえば、庄助さんの歌があるな。
そういうことか。
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そうしているうちに、いい感じの通りを発見。籠太がある角を曲がったところの通りだ。長屋に居酒屋が集結している。飲み屋も色々あるが、我々が求める店が此処にある。どんなかは今更敢えて口には出しませぬ。ならぬことはならぬものです(あいづっこ宣言より)。

さて時は来た!!ホテルに全員が集結し、籠太に向かう。ダラダラ歩いて徒歩10分。
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籠太は数ヶ月前にネットで見つけた店である。親父さんがサイトを運営しているからというのもあるのだが、あちこちのサイトでこの店の名を目にするので、基本は此処だな、と1軒目にすることはある程度考えてはいた。
店内は、厨房を囲むようにしてコの字型のカウンター、奥に座敷テーブル席がある。
まずはビール。今日のビールはこれ一杯だけにしようと心に誓う。
K嬢が聞く。
「会津特有の食べ物って何ですか?」
特有って何だ。親父さんがそれなら任せろとばかりにお任せにしなさいというようなことをおっしゃり、我々もお任せする。
鶏わさ、蹴飛ばし、ニラぎょうざ、もろきゅう、冷やしトマト、厚揚げ田楽、カド田楽、カド山椒漬けなどさまざま食う。と、共に日本酒も沢山頂く。

<頂いたお酒>
 ・飛露喜(ひろき)
 ・万代芳(ばんだいほー)
 ・良志久(らしく)
 ・国権 「俺の出番」

どれも会津の酒である。全て親父さんにお任せのセレクトである。よく言われることだが実際にそうであると感じたのは、会津の酒は飲み口が甘い、と。それも爽やかな甘さである。秋田の酒、特に私の住むあたりでどの家庭にも常備していると思われる両関銀紋は、甘さの意味が違う。濃いぃ甘さだ。アルコールの甘さだ。
そういうわけで、会津の酒はライトである。一概には言えないが。

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籠太で摂取した食べ物の中で特筆すべきは、親父さんは野菜の旨さを前面に押し出しているわけだが、ワタクシにとってはなんといっても、カド(ニシン)の田楽なのだ。下味を付けて焼いている焼き魚が大好きなのだと改めて認識した次第である。秋田のカドに比べると下味が薄くって、食べやすい。秋田のはひとかけらでご飯一膳いけちゃうほど塩辛い。
味噌は緑がかっていた。木の芽(多分山椒)がすり込まれているのでありましょう。できれば一皿全部食べたいところであったのだが、一人一切れ。チビチビ食す。

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親父さんとだけではなく、おばさま方とも話が弾む。次のようなことを話す(今回箇条書きが好き)。

・高遠そばは、大根汁にそばをつけて食べるもの。必ずしもネギが真ん中に突っ立っているわけではなく、それは結婚式などの祝い事の時に出る。
・こづゆに肉は入らない。宴会の時に出たご馳走に手をつけずに自分の家に持って帰られるように、代わりの肴としてこづゆだけを何杯もおかわりしながらそれだけで酒を飲むためのもの。
・こづゆは今日はないのだ。予約しておいてくれれば良かったのに。

それにしても、「俺の出番」。ラベルが虎なのだ。ワタクシには少し酸っぱい感じのその酒は、カドの山椒漬けとシンクロした味に感じらるる。一体どうしたものか。ちょっとこの酸味は苦手かもしれぬ。ゴメンナサイ、親父さん。

そんなこんなで我々は今までにないくらい出されたものをありったけきれいに食べ、籠太をあとにしたのであった。
そうそう、ちなみにK嬢が最初に頼んだのは、有機栽培のトマトで作ったというトマトジュース。カウンターにいた他のお客さんがもう少しで赤ちゃんが生まれそうだったからだと思うのだがそれを注文するのを見て、人が持っているものを見るとガマンならなくなるK嬢としては、それを頼まねばならなくなるわけで。しかしそれが、その後の放浪の明暗を分けようとは…

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次に詣でたのが、夕方の放浪で目をつけていた長屋のうちの一軒、「さぶろく亭」。カウンター+小上がりの小さな店を、多分夫婦だと思うのだが、二人で営んでいる。店内はかなりの活気。カウンターが何とかあいていたので潜り込む。
ここでも日本酒。「月弓」というのを頂く。いや、その前にビールをまた飲んでしまう。いや、これは口をすすいだだけなのだよ。で、月弓は、なんというか、その、この辺になるともう舌がバカになっているのですな。味は良く覚えていないのだ。
それよりも!!ドン!! またもやサクラである。「またもや」というのは、「松本に引き続いて」という意味であるのだが、今回のサクラは良き哉。サクラのレバ刺しは良き哉。なんといっても、歯触りが違う食感が違う味が違う。牛レバ刺を食べ慣れた我々としては、いや、特に喜んでいるのはワタクシなのだが、明らかに口が幸せである。口福である。それが具体的にどうなのかといえば、歯触りはシャキシャキ。舌触りはそれほどねっとりしていない。味は淡泊。臭みもなく。当然、ゴマ油と塩でいただく。Yちゃんがそこに間違って醤油を垂らして罪1。罪5でサービス券発行。なんのこっちゃ。
その他ここで初めて焼き鳥を頂き、貝なども焼いたりして、楽しいひとときを過ごす。
いや~、いい店ださぶろく亭。気の置けない彼女と来て飲みながら腹を満たすのに丁度良い店である。
おまけ。
ロマン風呂のあたりに出てから、記念写真を撮ろうとすると、手にルービックキューブデジカメのないことを発見(←あまり「発見」とは言わない)。駆け足でさぶろく亭まで戻る。走りながら、常にどんなときでも走って移動する小学生の姿と自分の姿を重ね合わせる。だって、早く次の店に行きたかったんだもーん。

で、次の店を決めていたのかというと、実はそうではなく、「次に探検するところを決めていた」のだ。

日中にKくんと探索中に、とある路地(ロマン風呂の横ですな)を入っていって、「噂の居酒屋 麦○○」(多分絶対入らない)の前を通りがかったときにふと振り向くとうっそうとした木立を囲む門が。そして暖簾が。おそるおそる中を覗いても人の気配はなく、ちゃんと看板もあるのだが、どうにも明かりがつく気配もなく。これはかつて営業していた店だろう、とたかをくくってその場をあとにしたのだ。それが…。

ロマン風呂に親父が一人入っていったというYちゃんの話を皆で笑いつつ、「このような店があったのだが多分やっていないだろうけど、狸に化かされそうな場所だから一応覗きに行ってみよう」と行ってみたのだ。すると、なんと看板に明かりがついているではないか。煌々と灯っているではないか。迷わず一同突撃。今思い出してみると、ホントに迷わなかったなあ。
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「此こ」の玄関は普通のおうち風。いや、料亭風と言ってもよいか。ちゃんと、人の気配がする。化かされそうではない。おばさまが出てきて、入って良いというようなことを述べたので、一同靴を脱いで上がる。入って正面の、畳敷きにいすを置いてあるカウンター席に着く。足元が畳のいすなんて、何だかやたらと新鮮。一向宗のお葬式の時の和尚さんみたいだ。

ママさんが述べることには、いつも予約のお客さんしかとらないから、あんまり出すものはないけどゆっくりしてってね、というようなことであったが、とてもリラックスできたのだ。だって他のお客さんは他の部屋にいるから。つーか、ここはもともとあれですよ。芸者さんを置いていたところだったらしいのですよ。
だからたくさん部屋があって、使っていないところもあって、なかなか手入れが行き届かないのだが何とかやっています、とのこと。かなり目立たないところにあるので、内緒で人に会うのには最適のようだ。
さらに、地元の人はあまり来ないそうで、出張族が結構多いとのこと。観光客もあまりいないんだろうな。あとおかしいのが、若い人が勘違いして入ってくることがまれにあるとのこと。酔いが激しいときは断るし、予約の時も若い人向けのものはお出しできないということを言うそうだ。というようなことを言っていたような気がする。間違えているような気がする。でもいいや。

ここで出された肴は、とても細い蕗の煮付け(わざと細いうちにとるそうな)、煮魚の小さいヤツ、何かの葉っぱの白和え(大好き)、その他でありました。何故かここではワインがあるというのでそれを所望し、それはドイツワインで、ママさん好みの甘口で多少辟易したのだ飲むべき時はちゃんと飲む。
何となくのんびりタイムで、全く肩肘張らずに飲めるので、アルコール分の摂取スピードも何となく落ちる。そのうち、水を飲んでさらなる休憩タイムに入る者も。いやしかし、それはそれでよい。今まで「水を飲もう」と思えた時間を我々は持てただろうか。そういう雰囲気に身を置くことができたであろうか。この店に導いてくれた酒の神様(多分バッカス)に感謝したい。アーメン。

誰も口に出しはしなかったのだが、誰もが考えていたこと。それは膨大であろうと予想されるお会計の金額。ママさんは、予約なしで来てくれたお客さんにはちゃんとしたもの出せないし、そんなにお金取れないと言っていた。人の良心をそのまま受け取れない心が30度くらい斜めに行っている我々なのだが、やはりそこでもそのまま受け取れない。しかし…。
ここで金額をあかすのも何だが、なんと4人で8,000円。「そんなんでいいんすか??」とこちらが恐縮してしまうほどである。とにかくビックリであーる。
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最後に、ストーブと見まがうほどの巨大ランプの横でママさんと記念撮影。
「此こ」は、いい店、というよりも、心に残る店であったのだ。

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さて締めくくりはバーだ。太田和彦に習ってバーなのだ。下見で発見できなかった「cooper's Bar」。ホテルで改めて調べたから自信あったのだが、あろうかと思われるあたりを一周しても見あたらぬ。3人を街角で待たせて改めて探索に出かけるとあっさり見つかった。ドアーが地味で目立たなかったのだ。

お若いバーテンが一人で振っている。一同それぞれに頼む。ワタクシはやはりジントニック。これは旨かった。またしても松本と比べるが、松本駅そばのバーで飲んだそれとは雲泥の差。そして、ここではその1杯だけ。スマートだな自分。
K嬢は何故かクラムチャウダーを注文。幼い頃コーンポタージュを初めて食べた彼女は「なんてうめぇ味噌汁なんだ」と心の中で叫んだとか。そういうルーツがあって、彼女はどろっとしたものに目がない。深夜のクラムチャウダー。量は少なかった。食え食えとかなり勧められた。

この日は結構早めに帰還。たくさん食べたのが良かったかね。誰も悪酔いせず。肴が旨い飲屋街は良い。

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二日目は喜多方ラーメン。喜多方ラーメンは秋田県人の舌に合わないと、各方面と意見が一致。昨日も職場で話す。申し上げたいことは様々あるのだが、角が立つのでやめておく。おいしいと思うヒトは食べればよいのであって、そうでない人は食べなければよいのだ。
見た目はよい。しかし麺とス(以下略)

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これは、「こづゆ」のレトルト。二袋入っているようだ。まだ食っていない。何だかもったいなくて開ける気がしない。それと共に購入したのが喜多方の「蔵」Tシャツ。K君とお揃いさ。今度、横手のJクリークに行くときに着ていって、O君にも無理矢理着せる。

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