立ち飲み屋を開拓しに行ってきました。花の都大東京に。今回はそのレポート。
 この頃長文駄文の回が続いたので、スッキリいきたいと思います。
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 初日、新橋で飲む。「カミヤ」古くからの店だそうです。
 ホントは立ち飲みの店じゃないのだが、外にヒトがあふれ出すとビールケースを積んだ上に板を置き、それをテーブル代わりに立って飲む。我々もそうさせられる(ちょっと嬉しい)。山手線のすぐ近くなので、喧噪がまた心地よい。いや、そんなことはない。話し声が聞こえないだけだ。
 カウンターの初老の男性が(初老というと上品にきこえるが、決して上品ではない方)菓子パンを食べながら飲んでいる。トイレの前に山のようにカサがあった。どういう店だ。
 とはいえ、外で飲むのは暖かいときに限る。風に外から、ビールに内から冷やされ、体が震えだし、暖かいお店に行こうと移動。モツ焼きがとても旨かったとここに記す。
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 次に向かったのは、源八。「創作料理」ちぅ看板を見て、あと、「おりじなる」と平仮名で表記しているのを見て、ちょっと言葉を失ったワタクシだが、ちゃんとおいしいところなのでありました。ただ、掲載された雑誌の切り抜きを壁に貼りまくるのはどうかね。
 ウケたのが、ロマネコンティを生産するヴォーヌ・ロマネ村の隣村のワイン、ちぅのが置いてあって、「ロマネコンティ」と張り紙に大書きしてあるから、「こんなところで飲めるのか」と驚いてよく読んだら違っていた。
 ここでは「天空の粋人(この名前はちょっとやり過ぎな気がするが、どうか)」という芋焼酎をいただき、スッキリとした甘みに舌鼓を打ったのでありました。ドンドン。

 さて次の日はいよいよオフ会の日。様々なネーミングが為されていたが、結局はみんな飲みたいだけ。
 時間に余裕があったワタクシは、早めにいしいさんと待ち合わせた。非常にベーシックに、ハチ公前。いしいさんはハチ公後ろにいました。
 まずは現地視察。立ち飲み屋って、路面にあるものだとばかり思っていたが、富士屋は地下にある。入り口は半間ほどのシャッター。その先に、下へ階段が続く。
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 ここで驚愕。いしいさんのデジカメ、ワタクシのと全く同じ。オリンパス製品であります。でも、広角レンズがついているから、兄貴分だな。なんでだ。とにかくここにデジカメ兄弟結成。契りをキリンシティで交わす。カンパイ。煙草も同じ銘柄でありました。長さは違うが。

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 さて、集合時間1800。諸人うち揃いて、いざ出陣。
 目指すは、居酒屋ではなくて、「酒場」、富士屋本店であーる。
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 厨房を囲むカウンターがやたらとでこぼこしているのは、表面積を広げるために腸に柔突起があるかのように、できるだけ客席(みんな立っているが)を増やすためであろう。普通5人などという大人数で立ち飲みに繰り出さないものだろうが、狭い空席に突入して、徐々に領地を広げ、何とかゆっくりできる空間を作る。
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 注文は口頭で、支払いはキャッシュオンデリバリー(という言い方でいいでしょうか)。頼んだブツが届くたびに、支払いをする。注文したものがドンドコ来るもんだから、カウンターの上はあっという間に満杯。とりあえず、喰い、飲む。
 柿ピーを注文したところで、「どのくらいの割合でピーナッツに入ってほしいか」論争が勃発。そこから「キャラメルコーンのピーナッツの必要感はありや無しや」論争に移行。立ったままの論争は、何だか燃える。負けたくない。
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 この日の2軒目は「天風酒造 山形」。郷土料理居酒屋とでも言いましょうか。ここでのことをワタクシは記す勇気を持たない。あまりにはしゃぎすぎて(ワタクシ以外も)、まわりがどうであったかということすら記憶がおぼろげ。携帯電話がどうのこうのと騒いだことだけが記憶に鮮明に残る。メモ帳の記録によると、

   ・メロンにハム乗せるなんて聞いたこともない(怒)!!
   ・焦げたニンニクはオレの人生
   ・オレがいしいだ!!
   ・だれのけいたいですかー
   ・回り回って…

 最後の二つ、全く記憶なし。何じゃこりゃ。

 ほんで、濁り酒とか、カルピスサワーだとか白いものをたくさん飲んだような。ヒトにも飲まれたような。
 終電間近になり、みんな大慌てで帰る。が、大慌てでも結局帰れなかった方も数名。盛り上がりすぎました(やや自省)。


 翌日、下町の居酒屋探訪。祝日だったから、その手の店は軒並みお休み。でも、場所を確認する意味でも、と赴く。積極的だ自分。
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 最初に見学に行ったのは、根岸にある「鍵屋」。江戸時代から続いているという老舗中の老舗。十数年前までは、女人禁制だったという。今でも、女子だけの入店は断られるらしく、激しく封建的だな。食べ物も封建的で、昔ながらの煮豆とかで酒が飲めるらしい。夏に行かねば。当然生ビールなどどいうシロモンはないでありましょう。

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 門前仲町に赴く。同行者と肴をつつきあってはいけないという法律が施行されている「浅七」だ。そんなに古くはないが、昔ながらの肴を復活させる努力をしているそうだ。ヅケマグロは軽く茹でてから漬け汁につけるとのこと。この頃ワタクシが贔屓にしている横手市の「ほていや」では、トロを素揚げしてから供してくれる。掟破りな感はあるが、これがすこぶる旨い。
 というわけで、浅七もお休み。
 門前仲町って初めて行ったのだが、人通りが多く、参拝者だと思うのだが、賑やかなところである。で、友人との待ち合わせまで時間があったので、どこかで一杯やろうとブラブラして見つけたのが、大衆酒場「万俵」。何だか今回は居酒屋よりも酒場が多いな。
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 5時前だというのに店内はほぼ満席。1人だから、カウンターが良い。生ビールを一杯飲んで(肴いらず)注文したのが「なめろう」。アジを味噌とかショウガとかネギとか大葉とかと一緒にたたいたものでありますな。一緒に宮城県「一ノ蔵」も注文。この組み合わせが絶妙に嵌った。東京に来て、一番旨いものを口にしたと、このとき思った。枡への酒のこぼし方も大胆だし、素晴らしいぞ万俵。酒場万歳。
 
店内その1
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 外から見た万俵。はっ、焼き鳥食べなかった。
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 この夜は、大学での友人とイタ飯(←古い言い方だ。アンティパストの量り売りというやり方が新鮮。でも、素晴らしく旨いと思うものはなく。しかしながらワインはガンガン進む。でもこのときの頭痛はすでに蓄膿に完全に冒されていたからなのだよな。
 友人から聞いたちょっといい話。ワインは手酌すべきではないとのこと(いくらNTAでも)。人とワインを注ぎあうことで、お互いの幸せ(不確定要素だが)を分かち合えるんだって。少なくともニホンで作られた話ではないらしい。信用しようと思う。

 2軒目(3軒目とも言う)に行ったBARは、新宿3丁目。男性同士のアベックが目立ち、かなりいい感じであったのだ。さすがだ。何がだ。

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 さて次の日。今回のメインイベントであります、CITYBOYSの公演、「NOTA」を観に行く。マチネーです。おしゃれな。「NOTA」って、「O」を抜いたら、日本手酌の会だな。今気がついた。今回、YOUと、五月女ケイ子という女性が加わり、いとうせいこうはもう出ていないのだが、いろいろと楽しめたのであった。同行のナオちゃんも大満足。コンくんは二日酔いのために来られず。それでも、夜はしっかり飲みに来るという。

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 新宿でコンくんと落ち合った我々は、ある場所に連れて行かれる(軒下スパゲッティのそば)。それが上の文句である。

 何をどうしたいんだ!!

 いろいろ規制のある(規制か?)店は行く気が失せます。もちろんここには入りませんでしたけどね。これをコンくんに見せられた後、大手居酒屋チェーンの呼び込みに何の抵抗もなく従い、入店した我々は注文すら何の意思も持たなかった…。
 この日、ワタクシの高田馬場「えぞ菊」に対する憧憬の念は消えた。あと、妹に怒られた。

 <まとめ>
 立ち飲みはファーストフード。長居してたら格好悪い。さっと飲んでさっと引き上げる美学。しかしながら、くだを巻きつつ同じ店であーでもないこーでもないとくだらない話を続ける美学もある。
 近いうちに、神楽坂、根岸、門前仲町の名店を制覇したい。行くだけ行ってから今後の動向を定めたく思う所存であります。

 会津若松居酒屋放浪は日程調整中。多分、初夏也。

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