夏に行った神田近辺の軒下探検について記す。

そもそも神田とは学生のときから縁があったのだ。
それは、「神田技研」。
時給のよさに惹かれ、2年生の春休みあたりだったであろうか、
数ヶ月バイトしたのだ。
それが神田技研。
花粉症を発症したのが神田技研。
初めて徹夜でバイトした神田技研。
近くに生卵をトッピングするカレーショップがあった神田技研。

で、今となってはどこにあるのだか全く定かではないのだが、
常宿にしているのが、「ニューセントラルホテル」という、
神田駅そばの、地下には大浴場があって、素晴らしく安くて、
ただ寝るだけの宿なのだ。

で、神田から神保町にかけて探検したわけだ。

信号待ちで何気なくビルを見上げると、何となく気になる感じがする。

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何が気になるのかを考えて、よくよく観察すると、
「冷凍育毛」と書いてある!!

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…なんというか、物事にはいろいろなアプローチの仕方があるものだと
考えさせられた次第。
冷凍するのか…。
幸い髪の毛に関する心配は全くしておらぬだが、
ちょっとでも増やしたいというのは人の心の常なり。
うまく、育ってほしいものだ。

神田から神保町に向けズンズン進む。
神保町駅にてしばしたたずむ。
と、太鼓やら弦楽器の音やらが聞こえはじめ、
そのうちパトカーに先導され(実際、先導というのではないだろうが)
おそらく脱原発に関するデモ隊が練り歩いてくる。
私服の警察、もしくは公安関係の皆さんも見守っているのであろう。
目の前の交差点を左折し、進んでいく。
ご苦労様です。

そうだその前に、送水口で気になることがあったのだ。

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この送水口、とあるビルに設置されているものだが、
マークが気になる。

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野球帽のマークと同じで、2種類のアルファベットが重なっていることが分かる。
「K」と「S」だ。
例えば、「国際製作所」といった感じか。
マークもそうなのだが、
製品自体に片仮名で物事が表示されているというのは珍しいのではないか。
「サイヤミーズコネクション」と書いてある。
これはもう、建築用語の一つで正に送水口のことなのだが、
それを片仮名で敢えて表記しているところに意気込みというか、
粋というか、ただならぬものを感じるわけだ。

で、探検開始。
神保町界隈の路地をウロウロする。
ウロウロというのは良い言葉ですな。
ある程度の目的はもちつつ、明確な目的地をもたず、
行き当たりばったりに移動するのであるから、
行き当たりばったりの価値が増すし、
思わぬ発見がある。
ウロウロするというのはそれ自体が目的であります。

久々の落書き軒下だ。

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軒下の分類上、「情報を告知するもの」が平面的な意味で
ここに適用される訳なのだが、このイラストに「告知」という意味は
感じがたい。
「小便するな!!」的な記述者の意図は特にないわけだ。
イラストにこめられたメッセージなどが、強いていえばあるのかも知れぬが、
しかしながらこれはおそらく即興的なものであろうと考えられる。
そして、今風にスプレーではなく、筆で描いていると見受けられる。
まさか、一筆書きではないだろうな。

いちいち描いたところに制作者の思いを感じるわけだ。
ん~、我ながらかなり、どうでもよいことを一所懸命に論じてるな。

暫し進むと、この「目隠し」が見つかった。

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「わざわざ付けた」感がムンムンと感じられるこの物件。
よほど何かを隠したかったのだな。
或いは、何かが出ていくことを阻止ししているとか。

続きましては、このそば屋だかうどん屋だかにかけられていた
この板だ。

kanda05.jpg

「そばで血管を柔軟に」と記されてある。
血液サラサラという表現はよく聞くが、
血管を柔らかくというのは初めて聞いたのう。
まぁ、堅すぎるよりは柔らかい方がよいのだろうが、
どっかの博士がこういう研究しているのであろうな。

そうそう、小生この頃、「博士号」というのを取得したくなりました。
そのこと自体が目的です。
何かを勉強したいというわけではなく、
博士号をとるために勉強する。
で、満足するわけです。
そのためには、どこかの研究組織に所属して何か研究しないとなぁ。

ま、それはよいとして、まとめです。

神保町は本の町だが、路地に入ると本は関係なくなります。
古びた教会やら何を手がけているのかよく分からぬ商会やらがあり、
戦前からの歴史を感じる。
で、「え、こんな都心に!!」と驚く、諸私立大学がそこここにあるのだ。
大学が高層ビルなんて、田舎ものの小生にとっては驚きです。

この探検の後、しばし、神田川に沿って歩いた。
水場のそばは涼しいから。
で、黄色い電車(総武線)からいつも見える釣り堀を探したのだが、見つからぬ。
逆方向であったか。
しかし収穫もあった。
すんごい甲冑屋があったのだ。
しかも、古物ではなく、現在生産されているもの。
すべて何十万という値である。
甲冑マニアではないが、嫌いではない。「おどし」というのが好きだ。


その後、秋葉原駅から地下鉄に乗り
(その前に、ポスターを見て、三浦按針とヤンヨーステン、
リーフデ号、ウィリアムアダムスの関係について検討。
三浦按針はすごいな。英国から来て旗本になって)、
月島へ。
お祭りの後だ。
後の祭りとは反対ですな。

軒下探検始めて14年になります。
細々と続けていくことであろう。

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