○にはずばり、「ず」が入るのだが、何となくストレートにタイトルにし辛く、
こういうところが気の小ささの表れなんだろうと思いつつ、
でもとにかく憧れの店に行ったのだ。うっとり。

その日、ある会合のための打ち合わせというか、食事というか、
ちょっとした飲み会があり、家を早めに出て、ちょこっと行ってみようと思ったのだ。
何しろ、「す○らん」は早く店仕舞いするらしい。
他にも都市伝説的な噂がある。

*地元の名士(議員とか、社長とか、銀行の支店長とか)しか入れてもらえない。
*常連になると、〆にチャルメラを作ってもらえる。
*その他

これはもう、興味津々なわけで、18:30に店の前に到着。
まだ外は明るく灯はともっておらないが、暖簾は下がっている。
堂々の入店だ。(ホントはおそるおそる)

suzuran.jpg

入ると誰もおらぬ。が、人の気配はする。
カウンターが6席ばかり。
カウンターの向こうには居間が見える。
カウンターの横の戸の奥もお座敷だ。
カウンター内は雑然としている。

「いいですか~」と声をかけると、「はぁ?」というお年を召した女性の声。
ママさん登場である。
一瞬怪訝な表情を浮かべられ、やや怯みつつもカウンター右から2番目に着席。
メニューらしきものは何もないので、(そうであろうと予想していた)
「ビール下さい」と注文。
ママさん、まずは布巾を水ですすぎ、絞って小生の前に置く。
ちゃんとたたんでなくって、これはおしぼりなのか布巾なのかと
疑問に思う。そして、両方に使おうと考えた。
続いて、コップを棚から取り出し、流しのたらいに入った水にじゃぼんとつける。
そして水で洗い、特に拭きもせずに小生の前に置き、
冷蔵庫からアサヒスーパードライ(中瓶!!)を取り出して栓を抜き、
何と注いでくれたのだ!!
「あらー、綺麗な手だごど」
それもそうだ、小生は働く男の手を持っていない。
ママさんは枝豆を出してくれた。
塩がきいてて、若くて旨い。

そして、ママさんとのトークが始まった。
突っ慳貪にされることを予想しての訪問だったのだが、
それは根底から覆されたのだ。

<訊かれたこと>
・どうして来たのか。間違ったのか。
・どこから来たのか。
・どこに勤めているか
・仕事は大変か
・子どもはいるか
・今日、これから何かあるのか

もう、機関銃のような質問で、しかもじっと見つめられ続け、
こちらから訊いたのはママさんの年齢とどんくらい店をやっているかで、
何と驚きの「50年になる」とのことで、凄すぎる。

たった30分くらいの滞在であったが、実に実り多き訪問でありました。
何といってもこの店、「起きれば開ける」とのことで、
近所の暇をもてあました人達が午前中から集っている、とは同級生の証言。
でも、午前10時くらいに行ってみたいものよのう。

その後、同級生H君(冬に一緒に飲んだとき、誰と飲んでいるか忘れた相手)の店、「勝巳」にて
打ち合わせをしつつ旨いものをいろいろと食わせてもらい、
こっそり「めん丸」でラーメン食って帰ったのだった…。


<勝巳でいただいた旨いもの>

torimotu.jpg
「鶏モツ煮」「シラスおろし」

sunomono.jpg
「卵豆腐」「酢の物」(これが実に旨い!!酢の物だけで注文したい)

saba.jpg
「鯖焼き」

gyukoro.jpg
「牛ホルモン焼き」

コメント

どうして来たのか、間違ったのか、という問いがあまりにもおもしろすぎて思わずコメント。
で、お会計はおいくらだったのかが気になるところです。
多少多くとられるのを覚悟していたのだが、600円でした。
意外に安い。
今度行けたら、他のつまみも出してもらいたい。
ママさんは、「若い人が来たときには“間違って来たんだが?”と訊くことにしている」
と言っておりました。

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