かつて、小生が住む町には、「京城苑」という焼き肉屋があった。
たまに家族でそこに行き、焼き肉よりもチャーハンを食べるのが楽しみだった。
脂まみれのどろどろの店内であったが、まぁ、旨かったのだ。
今では名前を変えて大きな店になりましたが、懐かしい。
そのチャーハンを懐かしく思い出させてくれたのが、
この、「末広屋」だったのだ。

午前の仕事を終え、帰宅すべき自動車を運転していたところ、
JRの職員が車一台一台に謝っている。
こりゃ何かあったのであろうと窓を開けて身構えていると、
「踏切が故障してしまって大変ご迷惑をおかけします」
とのことで、Uターンしようとしたときにふと横を見ると「末広屋」があり、
営業していたのだ。珍しく。

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そもそもここの店、のれんが掛かっているのを見つけたのは最近だ。
しかも日中に限る。
これは行かねばなるまいと思っていたのだが、今がチャンスと
店の裏手の空き地に車を停め、いざいざと店に入る。

左手に小上がり、座卓が3つ。右手にカウンター、5席。
小上がりに上がり、迷うことなく<ラーメン>を注文。
細身の男性が一人、厨房から対応してくれる。

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このメニューを見上げ、<半チャーハン>も追加する。
「FLASH」を見て時を過ごす。
きょうびの若者達は簡単に肌を晒すものだ。
可哀想に。

10分もしないうち、お盆に乗せられて二つが同時に供せられた。
これだ。

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<ラーメン>400円 <半チャーハン>250円

チャーハンからとても良い香りがする。
ついついチャーハンから手を付けてしまう。
別に悪いことではないのだ。
脂の軽く焦げたような香りとご飯と細く切られた葱と、
卵と若干の肉とが混ざってて(当たり前だ)すこぶる旨い。
チャーハンだけを注文してみようと心に誓う。

ラーメンも普通においしくいただく。
チャーシューは切ってあるやつですな。
この萎び具合。
葱が細い。というか薄い。
そして、茹で卵がでかい。

食事を終え、お会計をすべく千円札を差し出す。
店の主が、「踏切、なんかしたんだべが」と訊くので、
「故障して通れねみんたすな」と答え、おつりを受け取る。
と、400円あるではないか。
400+250=650 だ。
50円おつりが多い。
これはきっと、ラーメンと半チャーハンを頼んだことで、
セットメニューが成立したのだ。
実に喜ばしいことだ。

ここでチャーハンを食べてから5日間ほど経ったが、
今でもその時の味を思い出すと口中に唾液が湧いてくる。
あぁまた食べたいと切望する。
だったら行けばいいのだけど。

昨日はせっかく早く帰ってきたのに行こうと思っていた生地屋の定休日で、
何というか残念。

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