とある御用にて、名古屋、岐阜へと行ってきた。

仕事を終え、急いで空港へ向かい、飛行機に飛び乗った(ホントは歩いて乗った)。
機中では気持ちよく睡眠。
羽田空港から京急にて品川を目指す。

あっという間に着くつもりであったのだが、なかなか着かぬ。
隣に座る若き労務者風の男性が袋からパンを出して食べている。
パンの入った袋のガサゴソという音は、それほど嫌いではない。

品川で、最も早くに出発する新幹線に飛び乗る。
その前に、ビールといったらやっぱり黒ラベルを1本買い、
「名古屋に着いたら…」という余裕を見せる。

これが悪夢の出発点であったのだ。

なかなか新幹線が進んでいかぬ。
停車駅での待ち時間が妙に長い。
そして、他の新幹線にどんどん越されていく。

それでも、何とかなるだろうと高をくくっていたのだが、
あるときの車内放送で気付き、愕然とする。


各駅停車の旅ではないか…。


東北新幹線でいったら「青葉」だ。
そう、乗っていたのは、「こだま」だったのだ。
「ひかり」や「のぞみ」にどんどん越されていくのだ。
名古屋に着く時間が、1時間は違う。
今回の旅のスタートに於いて、これまでに決して忘れることのなかった
綿密な下調べを、ほとんどしていなかったことを激しく後悔した。

気付いてから名古屋に到着するまでの悶々とした1.5時間。
辛く情けないものでありました。
身悶えしつつ、我慢していたのでありました。
乗っている人はどんどんいなくなってきました。


まぁそんなこんなで名古屋駅に到着が22:38。
きっぱり2時間半かかった。
で、地下鉄に、これは迷わずに乗り、丸の内駅にて下車。
ホテルが見あたらずややうろうろしたが、
中国系男女のカップルの後ろに着いていったら、
難なく発見。
チェックインしたのが23:05。
まさしく這々の体である。
そして、口にしたのは黒ラベルの350ml缶一本だけ。
もう全てを投げ出して寝ちゃいたい気もしたのだが、
なんとか心を強くもち、名居酒屋「大甚」を擁する伏見地区へ向かう。

「大甚」は当然ながら既に店を終えている。
で、すこしウロウロして見つけたここに入ろうとした。

gihusogo1-01.jpg

名は、忘れた。
ちょっとおしゃれな感じ。
まぁ仕方ない許してやろうと入店したところ、
「お一人様の席は今空いておりません、申し訳ありません」
と言われ、
「あぁそうですか」
とあっさり踵を返したところ、気分を害したととられたのか、
ホールの責任者のような若者が追いかけてきて、さらに謝る。
いいんです、そんなに入りたかった訳じゃないから。

で、ちょっと歩いて見つけたのが、名古屋なのに「ながさき苑」。
経営者が長崎出身のようだ。
いなかったけど。

で、入ってみると、サラリーマン風のグループが二つ、それぞれに楽しげに飲んでいる。
片方のグループは社内の人事があーだこーだと熱心に語り合っている。
「だれそれは先般の人事でいよいよ札幌に行くはずだった」
とかなんとか。

長く伸びたカウンターに、明るげな女子店員に案内され、着席。
生ビールと手羽先揚げ、じゃこ天(いわば、薩摩揚げか)を頼む。
やっとのことでゆっくりした。
時刻は23:30。

思えば苦難の連続であった(大袈裟)。

生ビールがなかなか進まないのは、いつもだったらとっくに寝ている時間帯のせいか。

それにしてもつまみが安い。
手羽先は3本だけど280円。
じゃこ天はあぶったのが1枚だけど380円。

ビールを飲み干し、熱燗を頼む。
1合でよいかを確かめられ、数分して置かれたお銚子の中身はなみなみ。
表面張力である。
これはちょっと嬉しい。
ちなみにお銚子には「銘酒ねのひ」と書いていたような。

これを飲み干して、お会計。
驚きの1,440円。
ちょっと嬉しく思う。

それにしてもここの店のカウンター、明らかに手前に傾いている。
皿の醤油も、生ビールの表面も、手前に傾いている。
こういう作りなのか?
それとも自然にこうなったのか?
店の人は気がついているのか?

と考えていたら、若い女子店員がトレーに乗せていた物ごと、
テーブルから下に落下させ、店内大音響が響き渡る。

それにしてもいつもと勝手が違うのが、お通しが出てこないことだ。
これは、今回の旅に於いて全てではなかったのだが、
出てこない頻度は高いといえる。
こういう飲み屋文化なのであろうな。
そのへんの分析を誰かがしているだろう。


まぁそういうわけで、せっかくだからと(何がせっかくか分からぬが)
そばにあった横浜家系のラーメン屋に。
家系なんて、もしかしたら10年ぶりくらいかも知れぬ。
感想は特になし。
こういう食べ物であったな、と思い出しただけ。
床がツルツル滑ってやや危険。

で、ホテルに帰って寝ましたとさ。
こだまのことを思い出しながら。

(2日目に続くのだ)

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