恥ずかしながら、最近気がついたのであります。
軒下の“軒”という字は、車偏に“干す”であると…。

結局そういうことなんだと思いつつ、日々、暮らしております。


で、この季節、あちこちで見られるのが、このゼンマイを干している光景。
(この場合、“光景”という言葉を使っていいんじゃろかとふと不安に思い、
三省堂の『新明解 国語辞典』をひいてみたところ、「印象深い景色」とあったので、
堂々と使おう)

zenmai02.jpg
そばにある菜の花とのコントラストが美しい。
といっても、ゼンマイ自体は非常に地味である。
そして、いつも、あぁいいなぁと思うのは、
ござの上に干されているところだ。
これが青いビニールシートじゃぁ、気分が出ない。
『安寿と厨子王』の最後のシーンで、盲目の母が雀を追っているところには
きっとござが敷かれているに違いない。
小生が幼少のみぎり、残ったご飯を干し飯にするために、
やっぱりござの上で干していたもんな。
そして干されたご飯を揚げて、砂糖をかけておやつにしたもんだ。

zenmai01.jpg
それにしても大量のゼンマイ達。
一度茹でてから干され、
その過程で何度か揉まれ、
完全に水分がぬけると、もうカラカラになり、
キン肉マンでいったらキン骨マンくらいになり、
とにかく、劇的にかさが減るわけであります。
保存食にはもってこいなのだが、今ではすっかり貴重品らしく、
一山ウン千円くらいの価がつくのではなかろうか。
焼き肉屋でナムルとかビビンパに使われているゼンマイは
多分、輸入物であろう。

魚介類にしても、大根にしても、干すと旨味が出るという食品は
いくつもある。
ゼンマイの場合、どうなのだろうか。

少し調べてみると、旨味を増すためというよりも、
山菜特有のアクを抜いて食べるため、という理由の方が強いようだ。
茹でることによって、アクは抜ける。
しかしなぜ干すのか。
保存性を高くする目的は分かるのだが…。

分からないときは、「そういうもんだ」と思うことにする。
そのうち、何かの拍子に分かるかも。


久しぶりに風邪をひきました。
半年ぶりくらいであろうか。
ちゃんと風邪をひきました。
今日、病院に行こうと決意した。

コメント

>小生が幼少のみぎり、残ったご飯を干し飯にするために、やっぱりござの上で干していたもんな。
>そして干されたご飯を揚げて、砂糖をかけておやつにしたもんだ。

ワタクシ、管理人さんより少し・とても・かなり・ものすごく年上ですが、こういうオヤツは食べたことがありませんし、干し飯の制作現場を拝見したこともありません。意外と近所なのに。

で、軒の字はなぜ「くるまへん」なんでしょう。

風邪ひかれましたか、お大事に。
(なぜか箇条書き)
驚かれましたか、小生より少し年上のmomon様。
祖母が(或いは曾祖母が)ご飯を干していたんじゃないかと思います。
その頃、我が家には七面鳥や鶏もいました。
家の前は砂利道でした。
文明の進歩が、10年くらい遅れていたのかも知れません。ワハハ。

軒がなぜ車偏か、早速調べてみました。
すると、意外なことが分かりました。
「建物の庇(ひさし)」という意味よりも、「高く上がる」という意味の方が
もともとあるらしいんですよ。
さらに、「干」というつくりの部分には、「高く突き出る」という意味があるようで、
「物を干す」という意味ではなかったのです。
で、「軒」自体の意味としては、「前部が高く張り出した車」というもので、
それが転じて建物の庇に用いられるようになったようです。
「意気軒昂」という言葉、ありますよね。
これが本来の使われ方らしいです。

そういうわけで、小生も勉強になったであります。
質問有り難うございました。

風邪は、「ジスロマック」という名薬を処方され、快方に向かっています。
多分。

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