所用があり(いつもこればかりだ)、大阪に行った。
大阪といえば食い倒れの街(実に使い古された表現)。
前回はうどんとお好み焼きと串カツをバタバタと腹に入れてバタバタと帰った感じであった。
今回はそれなりに時間に余裕がありましたので、
それほど綿密に計画を立てたわけではないが、
それなりに放浪できたわけだ。

宿泊先に荷物を置き、徒歩にて道頓堀を目指す。
やっぱり道頓堀が食の中心地であろうとまずは道頓堀を目指す。

串カツを食べたいのだが、なかなかこれはという店が見つからない。
今回、敢えてリサーチしていない。
前回は「だるま」というところに行ったはずだ。
同じところでもどこでも何でもいいのだが、見つからない。

そうしているうちに(この言葉は『金太の大冒険』を想起させる)、グリコの大看板の前に出る。
やや呆然とした後、目の前の橋(後で見るに戎橋)を渡ろうとしたところ、
その上から何となく目を引く店が。
かなり大衆的(小生が好む飲み屋に入る人々を指す“大衆”という意味ではなく、観光客とか地元の若者とかという意味の大衆) な店構えだ。
まずは入ってみるかと入ってみたらそこは当たりだったのだった。

カウンター席につくと、目の前に縦20cm横50cmの小ぶりな鉄板がある。

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自分で焼くのではないようである。
ドテ焼きやら煮込みやらたこ焼きやら(飲食店で食べるのは初めてだ!!)お好み焼きやらを頼む。
どんどんあっという間に出てくる。
お好み焼きの上に串カツが5本乗っているという恐ろしげなメニューがある。
当然そんなものは頼まない。が、興味がないわけでもない。

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ドテ焼きというものは、実際には焼いていないという知識はあったのだが、
本当に焼いていないので驚いた。
ホルモンのみそ煮込みのようなものですね。
実によい味わい。
こんなライトな感じのお店でしっかりした食べ物を食べられるところに
大阪の奥深さを感じる(中袈裟協会)。

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大阪のたこ焼きというのも初めてだ。
トロトロである。
粉ものというのはクリーム状になるのだ。
よく分からない説明であろうが、そういうことなのだ。
ホットケーキというか、蒸しパンのような感じではないのだ。
んー、変な例えだ説明だ。

それぞれを生ビールと共にそれなりにいただき、腹ごしらえは終了。

小1時間ほどで店を後にし、徒歩にて地下鉄駅を目指す。
至極寒い。
雪が降っている中を歩くのはそれほど寒いとは感じないが(冷たいとは感じる)、
寒風が吹く中を歩くのは寒い。
当たり前か。

途中、美しい送水口を見つける。

osaka04.jpg

思い通りに撮影できる写真機が欲しい。


地下鉄にて大阪駅に到着。
さて「新梅田食街」を目指さんとするが、最近方向感覚が損なわれてきているようだ。
どちらに行けばよいのかさっぱり分からぬ。
が、そこそこ彷徨の後、ついに発見。
名称が明記された看板が眩しい。

いざ突入だ。突撃!!

通路が狭い。
向こうから来る人とすれ違うときには身体を少し斜めにする工夫が必要だ。

で、さっそくお目当ての店を発見。
串カツの名店(らしい)、「百百」だ。

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入り口が二つある。
厨房は一つなのだが、右側担当の部署と左側担当の部署とに内部で分担しているように見えた。
小生は左側から入店。

ちょっと驚く。
立ち食いだ。
ちょっと興奮。

osaka06.jpg

生ビールを頼み、串カツは牛と豚とその他もろもろ。
注文と同時にお爺さんが具材にボールにたっぷり入った衣(“ネリヤ”とも云うらしい)をつけ、
同じくボールにたっぷり入ったパン粉をまぶし、目の前の油満載のフライヤーに投入。
早業だ。

揚げる時間は結構長い。
出てきた串カツはなかなか濃いめのキツネ色。
まずは牛を手にする。
ソースにつける。
いちいち“二度づけ禁止”などと書かれていないところが老舗感を漂わせる。

結論からいうと、衣が全部はがれて、牛肉は串に残った。
で、肉だけ食べた。
そんなもんです。

他のはそんなことなかった。
鱚が秀逸であった。
あと、ウズラの卵も。
ウズラの卵は、中華丼や八宝菜に入っているのを強く好みます。

で、熱燗も飲む。
ガラスのお銚子で、なかなかの雰囲気を醸し出す。
銘柄は、記憶に無い。

灰皿がなかったので、煙草は吸わなかった。
そういう店なのだと感じただけだった。
そのときは。

ひとしきり食べて、移動。
トイレにも行きたかったし。


うろうろすると、いろんな店がある。
サイトで見るだけでは実に無味乾燥に店の名前だけ紹介しているのだが、
実際に進級入り交じったさまざまな店を目にするに、
それなりの歴史を感じるのだ。

入ってみたかったのだがぎゅうぎゅうで、それに初めてだしと遠慮したのが、
「北京」というバー。
看板には“洋酒バー”と書かれている。
今時洋酒などといういい方、しませんよな。
それに、バーなのに中国の地名とは。
経営者が北京に何かしらの縁があるのかも知れないというのは単純な憶測だが、
次回は是非とも行ってみたい。

で、オーストラリアンパブというような名称の何とかという店に入って、
マンハッタンとモスコミュールで締めた。

osaka07.jpg


帰り際、びっくり。
かの名店、「金盃」があるではないか!!

osaka08.jpg

確か戦後すぐくらいからの店で、元々の店はもう無くなっていて、
どうたらこうだらと太田和彦氏の『居酒屋放浪記』で読んだのを記憶しているのだが、
それが目の前にあるのだ!!
ちょっと覗いてみると、他店と変わらぬ立ち飲み。
次回、是非とも入ってみたいのだ。


そうそう、煙草の吸い殻の行方だ。
百々では煙草を吸わなかったのだが、
その次のパブで、「灰皿ください」と店の人に言ったところ、
「足下のトタンのところに捨ててください。すぐ消えるようになっていますから」
というようなことを言われ、驚愕。
灰皿を洗う手間がもったいないのか。
古くからの伝統なのか。
とにかく、カウンター下の足元に吸い殻を捨てるのだ。
吸いかけの煙草は常に持っていなければならない。
強く「灰皿ください」と願えばくれるのだろうか。
くれなさそうだなぁ。
そういえば百々でも足元が何となくきたなかった気がする。
吸い殻だったのか。

そういうわけで、次回の大阪は是非とも「新梅田食道街」を
地道且つ効果的に探検してみたいと思う次第。
なんとここには2階もあるのだった。

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