10年越しのその味は、何ら変わることなく、やっぱり玉中の中華そばの味であったのだ。「遂に」といっても今回は「初めて」という意味ではなく、思い焦がれた末、やっと食べたという意味での「遂に食ったぞシリーズ」だ。

とここで気が付いた。
ずっと「玉中」とはいったいどういう意味であろうと思っていたのだが(実はずっとではなかったけど)、“中”は“中華そば”の“中”ではなかろうかと今気が付いた。そもそも前の場所で店をやっていたときはもうちっと違う名前であったらしいのだが(今日、そのことを聞ける先輩が職場に来ていたのだが、そんなことを聞ける状況にあらず、聞けず)、今のところに来てその名前になったらしいのだ。つまり、玉中に。

そもそも「玉中」とは、旧横手工業高等学校、現県立看護学院の斜め向かいにある、小屋のようなところで18:30から開店する中華そば屋だ。いたってマイナーな店である。ここで食べたことがあるという人を小生は一人しか知らない。前述の先輩だ。
ここのマスターは、製麺工場に働いているという。10年前に聞いた話である。今はどうかは分からぬが、やっぱり18:30開店であるということは製麺工場に働いているんじゃないかと思う。

ふとしたことでこの店の前を夕刻に自家用車にて通りかかったのが訪問するきっかけとなった。しかしながらなかなか機会が訪れず、やっとのことで行けそうな日がやってきた。
仕事帰り、今日は寄るぞと心に誓い、現地到着。車から降りて看板を撮影。

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さらに入り口付近を撮影しようとしたところ、マスターが奥の住居から登場。バミューダパンツのようなストライプの短パンに半袖シャツ(Tシャツではない)で登場。「いらっしゃい」というようなことをモゴモゴと口にして店に入っていくので、小生も後を追う。ちょうど18:30、開店時刻だ。
店の中は外よりずっと暑い。とても暑い。前に来たときも夏で、やたらと暑かったなと思い出しつつ、「普通」とオーダーをして席につく。カウンターにつく勇気はなく、壁に向かい合うテーブル3席の内の一つにつく。ちょっとして、麺の湯を切る小気味よい音が聞こえる。ちょっとわくわく。
やがて中華そばと水(生ぬるい。多分蛇口からそのままくんだのであろう)を持ってきてくれる。中華そばは、これだ。

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日々進化する現代のラーメンとは一線を画した、昔ながらの、極めて昔ながらの中華そばだ。レンゲがないところがまた良い。真剣に向かい合い、余計なことを考えず、一心不乱に食す。
お代は500円。しみじみと中華そばを食べたい方に、お勧めだ。

コメント

THEラーメン、いや中華そばですな。
そして実にシンプルではないか!!

このシンプルさが逆にとても新鮮。
麺の太さも私は好きだな。
ラーメンは進化しすぎて、旨みが余りに強いラーメンは疲れるときがあるものです。
同じラーメンでも、いわゆる中華そばは、飽きがこない。

まぁ、好きなものを好きなように食えばいいんですけどね。

いわゆる中華そばを見直す一つのきっかけとなったわけですね(長島風)。

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