遂に最終回であります。
前回はやたらと長くなってしまったので、今回は
要点だけを。
長くなるといえば、小学生の日記です。
小生もそうであったのだが、朝起きてから寝るまでを
不必要なほど詳細に綴る。
読み物としてはどうなんでしょうね…。

さて、3日目朝はなかなか起きれなかった。
といっても、5:30には目が覚めていたのだけれども。
布団から体を引きはがすように起床し、シャワーを浴び、
軽く朝食を摂って(さすがにこの朝はホテルのサーヴィスを利用)、出立。
で、阪急線にて中津駅を目指す。

皆様と合流したところに見えたのがこの光景。

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駅の改札を出てすぐに飲み屋と喫茶店があるなんて、
すっごく羨ましい。(やってるかどうかは分からぬが)

小生は大荷物を両手に抱え、駅にコインロッカーがあるだろうと
安易に考えていたのだがあっさりなく、いわねこさんが
あちこち探し回ってくれたのだがどうにもならず、
(ありがとうございました)
そのまま歩き続けることになったのだ。
でも、結構大丈夫でした。

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駅から左折して暫し進むと、かなたに地面を這う白いもやが見える。
もしかしてドライアイスの?と近づく。

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思った通り、ドライアイスの気化したものであったのだが、
ドライアイスは液体にならずいきなり気体になるところが楽しい。
工場の中ではせっせとドライアイスを切断する作業をしている。

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この光景はなかなかのものでありました。
シャッターの隙間から気化したドライアイスがじゃんじゃか湧いてくる。
その中を自転車や自動車が通過していくと、もわーんともやが
道をあけ、また同じように戻る。その繰り返しである。


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かつて人が住んでいたと思われる、手作り感満載のあばらやというか、
何とも表現し難いものが佇む。
閉ざされ、もはや人の気配もない。

で、いよいよガード下の異空間に突入なのだ。
暖色のライトにぼんやりと照らされ、しかし決して明るくはなく、
少なからず不安を感じる雰囲気がまた何ともいえず、
そこを我々は突き進んでいったのだ。

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アルゴンといったらArなのだ。

なんとかりーべぼくのふねななまがりしっぷすくらーくか

まだ科学嫌いでなかった頃に覚えた元素記号の語呂合わせソングでありますが、
皆様もきっと覚えましたよな。
高3になって一気に科学嫌いが加速した小生は、その後の学習の記憶があまりない…。

で、とにかくアルゴンガス。
溶接に使われているはずだ。
溶接とは溶かして接着するもの。
ボルト接合とは訳が違う(どう違うのか分からぬが)。
突然ぼろっと獲れてしまいそうな感じもするが、
ボルト接合に比べるときっとスマートで場所をとらない感じ。
そんな感じと思いつつ、深部へと進む。

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今回の探索の、小生にとってのクライマックスはこの
「野宿禁止」
なのだ。
実際に行き止まりの部分に表示されている。
こんなところに人が寝ていたらだれでもびっくりするわな。
左右はどこぞの会社所有の事務所というか資材置き場的なところ。
怖くなってきて、心が「早く引き返そう」と訴える。

少し戻って外に出ますと、我が触覚に働きかけるものが。
よくよく見ると、古い古い看板がある。

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かつて、中華飯店だったと思われる表示。
ガード下の、こんなところに?と思えるところに食堂があったようなのだ。
看板の表示が振るっている。

電話番号にメッセージを込めるというのはよく使われる手法でありますが、
ここの場合、「スゴイ フクロク」の後に、「半テン10」と書かれている。
電話番号の「5」にも強いメッセージが込められているのですよ!!

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つまり、「福禄」という店は中華飯店であると。
で、「飯店」というのは、ハンテンであり、5はテン(英語でいうと)の半分であると。
だから、注釈付きで記入しているわけでありますよ。

関西人恐るべしというか、ただ単に看板屋さんの気の利いた仕事というか、
店主のこだわりなのか、
まぁいずれにしても暮らしとドラマがここから伺い知れる訳なのであります。

我らは更に突き進む。
勢い余って淀川河口付近の橋の下に進む。

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阪急電鉄の下なので、時折驚異的な轟音が我らを襲う。
でも、気にせずに突き進む。
途中、「ねじり花」が話題になる。
東北人の小生、全く知りませんでした。
あったのだろうかそんな花。
これから気にしてみます。

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グルッと回ってまたガード下に戻り、別の観点から探索。
ひびの横に「クラック」と書いてあるのが面白い。
クラックといえばスザンヌ・ヴエガなんですよ。
「あんまり良すぎて死んでもいいやと思える曲」というのが
誰しもあると思うのだが(ないか)、
スザンヌ・ヴェガの「crack」なんですよな。
高校生末期から大学生にかけてよく聴いていました。
「マレーネの肖像」も死にたくなる。
それはそうと、凄い路地を発見。
怖くて奥まで入っていけなかった。

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「古道具」と書いてある。(彫ってある)
どこぞで商売していたのだが訳あってここに引っ越してきました風の
造作で、この看板の向かい側にはプレハブ風の小屋があり、
そこには昔の映画のポスターが飾られ(「七人の侍」とか)、
一枚2,000円などであったりして、
奥にはまだ進めるのであったが、

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みんなズンズン入っていったのだが、小生は尻込みして出口付近で待機。
洗濯物が干してあったりして、生活感満ちあふれるガード下長屋であったのだ。

さていよいよ探索も終盤なのだ。
阪急電鉄に乗っていた時点で既に見つけていたこの巨大建造物。
梅田何とかビルに向かう。

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展望台行きのエレベーターに乗り、最上階を目指す。
取り敢えずの終着点から、もう一つ上の階まで行くには、
中空に浮かぶエスカレーターに乗らねばならぬ。
高いところ大好きの小生にとっては、今、この瞬間に自身が起こらぬことを
願うばかりで、下を見下ろしてもそれが現実であることを認める意思も働かず、
他の皆さんは楽しんでいらしたが、小生には精神鍛錬の一環といった様相を呈していた訳なのだ。

つまり、怖かった。

有料の展望台(だってなんと700円も取られる!!)には行かず、
トイレに行こうとしたら狭いフロアなのになかなか見つからず(表示が不親切)、
彷徨ったあげくやっと見つけて用を足し、
タクシーにて(大人だから)新大阪駅を目指したのだ。
つまり、ここまでで探索終了。

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関西に来て粉ものを全く食べていなかった東日本勢のリクエストにより、
新大阪駅地下の食堂街で、「ぼてぢゅう」に入り、昼食。

迷わず生ビールを頼み(このために車を置いてきたようなものだ。遙か彼方の地だけど)、
堂々の乾杯。

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粉ものはそれぞれが注文。
小生はネギ焼きを頼んだのだ。
記事の中には牛スジ煮が入っていて、つまみとしても楽しめる。
塩ポン酢に付けながら食べるのであっさりしているのだが、
あっさりしすぎていて、終盤はソースをかけて食す。

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そんなこんなで、3日目は終了。
新幹線にて帰途につく。
さっきあんなに食ったのに、悔いを残すのも嫌なので、
明石焼きを持ち帰りで買う。
勇んで車内で食した訳だが、そのなんというか、
食べ続けると単調な味で、かつ、巨大であったもので、
4個くらいで飽きてきて、それでも何とか食い続け、
6個までは制覇したのだ(力ない制覇)。

遂に実現した近畿での集い、諸関係者に深くお礼申し上げると共に、
再会を心から願っております。
とにかく、野宿は駄目よ。そんな気持ちです。
野宿と聞くと中津駅ガード下の異空間を想起する自分になったのであったのだった。