そもそもこの集落のことを、小生は12年前から知っていた。
とある研修会で一緒になった同業者が、ここで勤務していたのだ。
だがまさか、これほどにも矮小な土地に、人が住み、郵便局があり、
学校があったとは…。
よくぞここに人が住みにけり。

加茂青砂は、基本的に漁港のようだ。
だから、作業小屋の軒下にも、多様な漁具がある。

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錨と巨大なリールだ。
小生、これほどまで多くの錨を同時に見たことはない。
命を守るため、より多くの魚を捕るために必須の漁具でありましょう。
(分かったような口をきかないよう、気をつけている)

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もっともコーフン。
浮きがたくさんぶら下がっていて、ウキウキしました。
もう、小生に撮ってくださいと言わんばかりの並びよう。
今年度最高の軒下の一つであります。
ここに来てよかったとウットリ。

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見た目は平凡ではあるのだが、よくよく見るといろいろ想像できる。
普通、網で石をくるみはしませんよな。
ただ戸が開くのを防ぐための重しにしているとは思えぬ。
これも錨の一つであったのだろうか。
本来の用途が他にあったのではないかと推測できる。

すべて車から撮影したのだが、できれば徒歩にてウロウロしたかった。
ひとけは見えぬ加茂青砂集落。
道路から降りていくのに恐ろしく急な坂を通らねばならぬ。
冬の道路凍てつくときには、いかほどにスリップするであろう。
何というか、こういうところにも古くからの人の暮らしがあるということに
感銘を受けたというか、考えさせられたというか、いろいろです。


さて次回は、まだまだ軒下の農作物にはいかず
「むかわのシシャモすだれ」
であります。
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