長きにわたった軒下に干される農産物シリーズが遂に今、幕を閉じようと、
つまり閉幕しようとしております。
ご愛読(そんな人はほとんどいないだろうけど)、ありがとうございました。

最後に紹介するのは、全くもってうら悲しい、
忘れ去られてしまったような干し柿であります。

よく止まる、女性の名前のような交差点にて発見。
赤信号で停車中に、大急ぎで撮影したのがこれだ。

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パッと見、何も見えませんね。
でも、玄関のあたりをよくよーく見ると、なにやら褐色の物体がぶら下がっているのだ。
どう見ても、これはあれです。
あれいがいない。
決して大根などではない。
拡大して見てみよう。

imada02.jpg

もう、お分かりですね。
存分に干された干し柿であります。
ここまで水分が抜けると、糖分が凝縮しすぎて、
もはや砂糖の塊といった感でありましょう。
そもそも果物の糖分は果糖といって、なかなかにエネルギー満点で、
一昨年職場の先輩に聞いた話では、
「葡萄一房分のカロリーは、カツ丼のそれと同じ」
とのことで、小生はカツ丼を摂取することへのためらいが
一気に減りましたことでありました。

なくなった訳ではないところがまだまだ人間小さいというかなんちゅうか本中華。

ところで干し柿だ。
取り込み忘れた干し柿というものはほとんど見たためしがないのだが、
ここは例外であった。
何か事情があって家人が家を離れたのかもしれぬし、
或いはとことん干したいのかもしれない。
もったいないから手を出さないだけなのかもしれない。

いつものごとく、軒下には空想を働かせるしかない状況なのだが、
まぁ致し方ありません。

で、話は変わるのだが、ここまできて、まだこのシリーズが終われないことに気付いた。
軒下に白いものがぶら下がっているのを発見したのだが、
コンニャクだろうか…、と思っていたらそうではなかったのだ。
農産物でした。
という訳で…

次回予告(ホントに終わります) 「サイレンが鳴り響く寒村にて」
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