<くろいしつゆ焼きそば>の項でもお伝えしたが、黒石に行ってきたのだ。
そもそも、黒石の真髄っていうタイトルは何よ、と思われた方、特に意味はないのです。
でも、飲屋街、店が多かったであります。びっくりしたよ。
夜に訪れて、放浪してみたいものです。といっても、スナックが多かったのだが。

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ところで、「こみせ」(小見世)というのは、今でいうアーケードですな。和風アーケードとでもいいましょうか。江戸時代ぐらいからあったようなのだが、そして、弘前にも似たようなものがあるのらしいのだが、「夏は暑い日差しを遮り、冬は吹雪や積雪から人を守り、軒を連ねていた旅篭や呉服屋、商家にとってはなくてはならないものでした」(黒石市公式サイトより)とのことで、やっぱり藩政時代からあったようです。
で、大切なのは、それが未だに保存されているということなのでしょうな。
今も半分くらいはそのこみせに面した店舗が営業しているのでありました。
では、こちら。いきなり発見したこれは、柱看板ともいうべき形態。そしてそのコピーがふるっておる。

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「土にスタミナ ミネラル宝素」
「土に栄養 アニマル肥料」
「土に弾力 グッドエッグ」
「土に健康 スミリンデ(?)ーギ デルマ」

全部「土に○○」なのですな。
そして、「アニマル」が凄い。動物の何が入っているのであろうか。糞程度であればよいのだが、まさか死骸とか入っているまいなと思ったりして…。

拡大したいと見えないのですが、右端の門柱には
「犬のフン 持ち帰れ!」
という札が下がっておりまして、ご丁寧にもその真下には犬のフンがあったのでありました。

そしてこの杉玉。

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このままでは大きさが分からないので、遠景を。

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通常の5倍程度の大きさと見える。これをぶら下げるには相当の強さの固定力が必要であろう。相当難儀したであろう、ぶら下げるのには。とにかくとんでもない大きさであります。
ちなみにここ、造り酒屋です。見れば分かるか。

続いてこちらは軒下ではないのだが、歴史ある建造物と見え、記録しておくことに。

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第三消防部の屯所兼火の見櫓と見える。他にも同様の建物を見かけたので、黒石には消防部の数だけ存在すると思われる。なかなかナイスな外観であります。

飲屋街を歩いていて見付けたのがこれ。

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錆びた金属の固まり。

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近寄って見てみると、ストーブだ。
「HEAVY OIL」と書いてある。重油だろうか。上には、夜に挿されるのであろう、看板の物と思われるコンセントが乗っかっている。
何のために置かれているかは全く分からぬが、まぁ何かしら用途はあるのだろう。

最後の二点は、いわばVOWですな。

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「見えずとも 笑顔で話す 電話口」ゴマちゃん
「挨拶で わかる人柄 仕事ぶり」サリーちゃん
「自転車おくな」
お城の絵が描かれているのがよく分からぬのだが、それにしてもと思うのは、日本人の標語好き、或いは五七五好き。100年後の日本人も標語は好きなのであろうか…。

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「この先一方通行ですぅ~」
・・・・・・。
付けても付けなくてもいい「ですぅ~」がこの看板の価値を急激に高めている。
英語で言ったら、「one of joke」か。いや、ジョークではないか。
こうやって相手に柔らかく伝えようという思いが感じられるわけでありますな。

黒石、表現力豊かな町でありました。
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