前から気にはなっていたのだ。
前出の「松屋」に至る道程(といっても100mくらいだけど)にある焼き餅屋(冬季に営業しているようだ)の軒下にあるこの錆びた金属の筐体。
今回まじまじと眺めてみた。そして撮影。

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これはズバリあれです。電車の運転操作盤というのかな、あれです。

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かつて、「電車でGO!!」にいたく嵌ってしまった小生としては、このマスコン型のものにピンときてしまうわけですな。

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とはいえ、なんでまたこんな所にこんなものがデンと鎮座坐しておられるのか。
それは、記念のようだ。
何の記念か。
それは、かつて湯沢から元西地区(“元西馬音内”が縮んで元西となる)まで走っていた鉄道があったことを記すためだ。

で、いつものうぃきぺでぃあで検索してみるとあるではないか、羽後交通雄勝線に関する記述が。
こんな電車だったのか。
そして、運営に難儀して、電気を止められたこともあったとは。

雄勝線

以下引用始め。

羽後交通雄勝線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
羽後交通雄勝線
路線総延長 11.7 km
軌間 1067mm mm
最大勾配 15 パーミル
最小半径 160 m

0.0 湯沢駅

雄物川 (筆者注:ここで川を渡る。上の写真ですな)

2.2 羽後山田駅

4.4 貝沢駅

6.2 羽後三輪駅

7.5 あぐりこ駅

8.9 西馬音内駅

10.8 元西馬音内駅

11.7 梺駅 (筆者注:これは“ふもとえき”と読みます。ここにはホームの後が保存されているのだ。元西小学校のプールから見えるのだ)

雄勝線(おがちせん)は、秋田県湯沢市と同県雄勝郡羽後町を結んでいた羽後交通の電気鉄道路線。近在の林産、農産物を県内外に運ぶ目的で雄勝鉄道(おがちてつどう)として建設された。1928年(昭和3年)の開通以来、苦しい経営が強いられ、電気代が払えず肝心の電気が止められたりしたが、住民の強い要望により西馬音内 - 梺間が延長開業された。

目次
1 路線データ
2 歴史
3 駅一覧
4 接続路線
5 現在保存されている車両

路線データ
路線距離(営業キロ):11.7km
軌間:1067mm
駅数:8駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流600V。ただし1971年から電気運転廃止)

歴史
1924年(大正13年) 雄勝電気鉄道 湯沢 - 西馬音内間 免許申請・交付
1925年(大正14年) 会社設立総会
1928年(昭和3年)8月10日 【開業】湯沢 - 西馬音内
1935年(昭和10年)2月13日 【延伸開業】西馬音内 - 梺 開通
1943年(昭和18年)10月16日 戦時国策として、横荘鉄道・福島バス等15社と合併
1944年(昭和19年)5月31日 羽後鉄道に社名変更
1952年(昭和27年)2月15日 羽後交通に社名変更
1967年(昭和42年)12月1日 【一部廃止】西馬音内 - 梺
1971年(昭和46年)7月26日 同年7月20日に廃止された横荘線で使用の車輌が雄勝線に転入し、電化廃止、内燃動力化。
1973年(昭和48年)4月1日 【廃止】湯沢 - 西馬音内

駅一覧
湯沢駅 - 羽後山田駅 - 貝沢駅 - 羽後三輪駅 - あぐりこ駅 - 西馬音内(にしもない)駅 - 元西馬音内駅 - 梺駅


接続路線
湯沢駅:奥羽本線

現在保存されている車両
デハ3(羽後町:梺駅跡)
ハフ11、13、14(愛知県犬山市:『博物館明治村』で動態保存)
また、湯沢市役所にデハ5が保存されていたが、屋根が抜け落ちたために解体された。

羽後交通雄勝線

引用終わり。

というわけで、ここ、焼き餅屋の向かい側の世に名高い“巨福会館”はかつての西馬音内駅のあった場所だそうで、なんでまた“巨福”というのかは分からないのだがそれはまた今後の課題にするとして、松屋に足を向ける機会がありましたらすぐそばのこの操作盤にも目を向けてくだされ。いつまであるか分かりませんから。
そして、松屋では冬でも<冷やがけ>で。
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