中華料理であります。
中華料理での放浪は初めてであります。

1月中の飲み会はすべて新年会。
小中学校の同級生、花屋の二代目Mくんと湯沢市にて放浪。
といっても、全く当てがないわけではなく、どちらかといえば決まっていたコース。
それでも今回は書かずにはおられない。
「紹興酒」に目覚めましたのだ小生。

そもそもMくんとは、同級生達の定期的な会合(つまり飲み会)の幹事のペアを組んでいて、
たまには二人で飲むのも良いんでねぇべかということになり、
それならば小生が行ったことのないところに連れて行ってくださいとお願いしたところ、
湯沢市は<三貴>に連れて行ってもらったというわけであります。

そもそも横手や湯沢には本格的な中華料理屋があまりなく、こちらは数少ない中華料理屋の一つ。
駐車場に車を駐め、7時半頃入店。自動ドアであります。
カウンターが8席と円卓が一つに4人座れる。
円卓に二人で座る。
Mくんと店主(齢60過ぎといったところか。ももちゃんという孫の話をしていた)があいさつを交わす。

中華料理屋らしく、はじめに小さな湯飲みでお茶が出てくる。
まずはビールを注文。ド○イだがしょうがない。今日の目的は紹興酒であるから。一応。
で、次のような料理を食したわけです。
・麻婆豆腐
・チンジャオロース
・八宝菜
・焼売
・炒飯

何というか、字面的に非常に平凡な感じがするのであるが、この定番メニューこそが
紹興酒をしっかりと味わうことにつながったといえると思うのだ。きっと。

紹興酒は常温で、瓶ごと頼んで二人ですいすいと、まるで古式泳法の達人のように
どんどん飲みました。
紹興酒は「甘い」というイメージが強かったのだが、今回飲んだそれ、1本2000円の紹興酒は、
甘みと軽い苦みとがバランス良く、料理からたまに漂う五香粉(ウーシャンプン)の香りにマッチし、
マッチといったら近藤真彦であるが、とにかく料理を食べて紹興酒を飲み、また料理を一口、
紹興酒を一口といった繰り返しで、たった1時間半でそこそこ酩酊し、お腹も一杯になったわけであります。

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今度から中華料理屋では紹興酒を頼もうと思う。
実に大きな収穫であったといえます。
我が居酒屋放浪に新しいジャンルが増えたと言えます。

さてさて、湯沢市に行ったとなればここに行かずにはおれない<ポケット>に、
長靴姿のMくんを引き連れ、いざ出陣。
21時過ぎという時間が早かったせいか、楽々カウンターに座れる。
実は前の日も行っていたわけで、マスターに「ご無沙汰しております」とあいさつされ、
同様に返答する。
毎日でも行きたいのだけどな。

で、1杯目はいわゆるいつもの<マンハッタン>であります。
マンハッタンはウィスキーにビターズとスィートベルモットを加えたものであります。
ショートカクテルであるのだが、調子の良いときには3口ぐらいで飲めるほどポケットのマンハッタンは
味がよい。
あっという間に飲み、次は<ダイキリをなみなみと>。
近年、札幌在住の作家、東直己に強く影響を受け、特に<俺>シリーズの主人公の酒の飲み方に強い憧憬の念をもち、ちょっと真似てみたい今日この頃。
この主人公は、自らが住むビルの1階にある喫茶店<モンデ>で朝食としてクロックムッシューとスーパーニッカを12オンスタンブラーになみなみとを注文して摂るのだ。
ウィスキーがお茶代わりとは。
とにかく、<なみなみと>がポイントである。
当然量が多く、すぐには飲みきれない。
じっくり飲む。
Mくんは可愛くモスコミュールである。
ポケットのモスコミュールやジントニックは、銅製のマグカップで出される。

Mくんは感慨深く、「嫁さんはよくぞ自分の所に来てくれたもんだ」と語った。

〆は、マスターが大会で準優勝を手にしたときのオリジナルカクテル、<オータムダスク>を
ロックで注文。
アブサンのような歯磨き粉風味の酒を加えることで、味わいに変化を加えたとのこと。
Mくんの感想。
「味が口の中でくるくると変化する」
梅酒を使ったカクテルだそうで、メニューには載っていないのですが、「大会で作ったカクテル」と言えばきっと作って貰えるでしょうから皆さんもどうぞ。

そういうわけでポケットも満喫し、Mくんは花屋で次の日も7時半から仕事だから23時前には終了。


今回のまとめ
しみじみと飲む紹興酒はうまい。二人で、というのも良かったのかもしれぬ。
<三貴>の中華もしみじみうまい。奇を衒ったものは何一つない。
今度は昼に行って、謎の丼、とろけるうまさ<三貴丼>を喰いたいと思う。
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