面倒なことを言うようだが,
カレーに限らず,食べ物というのは,
しょっぱさだけではダメなんだな。
甘みや酸味なんかが絶妙のバランスであったとき,人は,
「あぁ旨い」
と感じるわけだ。
で,また行っちゃった。
木冬館のカレーです。
そういえば,店の名前の由来,知らないのだ。
まだ2回目ですからね。
そのうち,分かるであろう。

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カレーライス 490円 (+ブレンドコーヒー390円)

店主は,ちょっと年齢が分からぬ。
えなりかずきをこぢんまりとさせた感じ。
(男性である)

相変わらず,ルーというか,カレーの量が多く,贅沢。
別皿に半裸椅子 ではなくて,半ライスをもらいたくなるよ。

この日は,用事があって急いで店を出なければならなかったのに,
欲が出て,コーヒーも注文した。
特に,というか,かなり,こだわりはありませんので,
ブレンドコーヒー。
食後,供せられたそれは,マグカップになみなみで,
ナミといったら漫画「ワンピース」の彼女の豊満な胸部を思い出すが,
あれはかなり非現実的でありますから,
それは頭の片隅に追いやり,
コーヒーをがぶがぶと飲み干して店を後にしたのでありました。

カレーとコーヒー。
喫茶店のカレー。
好きな組み合わせです。
この世界に入り込めば,酒無しの人生も開けているのだろうか,と
ふと思ったりもするが,
ドクターに止められない限りは飲酒はきっとやめません。
だから,平日の休肝日(週4日制)は,かなり大切なのだ!!!








前にも申しましたが…,
食堂のカレーも良い。
カレー専門店のカレーも大変良い。
しかし,喫茶店のカレーというものも,なかなか捨てがたい。
(カフェーのカレーは店による)

というわけで,「木冬館」に行ってみたのだ。
さほど,期待はせぬままに。
そしたら,とっても良かったのだ。
コーヒーも飲むべきであった。

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カレーライス 490円

実に真っ当なカレー。
ルーがとろーり。
ジャガイモ感がないところが宜しい(完全に個人の好みです)。
ご飯は茶碗2膳分は軽くあります。
これが,大盛りだったら,と思うと気が遠くなる(大袈裟協会)。
肉もコロリコロリと入っております。
美味しくいただき,大満足。

で,店に入ってからずっと気になっていたのだ。
店内にぶら下がるモービル的なものはなんぞやと,
店主に訊いてみました。
するとそれは,
「ヒンメリです」
とのこと。

皆さん,ご存じか。
ヒンメリ。
フィンランドの伝統工芸というか,工作の一種というか,
そういうもので,
そもそも藁の茎(茎だから藁なのだが)を使って,
糸でつなぎ合わせ,
幾何学的な模様を立体的に表現したもの。

こんなの自分でもすぐできそうだ,と,
昨日,ちょいと作ろうとしてみたのだが,
なかなか難しく,途中で挫折…。
つなぎ合わせるところが実に難しい。
つなぐ順序というものもありそうだ。
そもそも,糸をどのように通すのが効率的なのか,が
よく分からん。


店内の画像ではないが,こういうのです。

2017himmeli.jpg

まずは,一つ,完成までがんばってみます。
新しい趣味に広がるかも知れぬ。
いや~,こういう告知が出ていたもので,
映画館のポイントカード貯まったヤツで映画観ながら,
ついつい行ってしまったのだよ。
この項,長くなります。
それにしても,旨そうな肉ではないですか!!

2017chicola01.jpg

3月末日。
なかなか渋い映画の上映もしたりする映画館のポイントカードの起源だ。
じゃなくて,期限だ!!
今,話題の(そうか?)『LALALAND』を観た。
や~,全米が泣くね。
持参したタオルハンカチが大いに役に立ちましたよ。
愛を取るか,キャリアを取るかつったら,若いときは,キャリアでしょうよ!!
それで,お互い納得がいくというものです。
愛を選んで,破局してしまったら,取り返しが付かない。
愛は,離れていても持ち続けられますからな!!!!!

で,トイレで化粧を直した後(直さない),
映画館出口から歩いて10秒くらいの,この,大人メルヘンな
カフェに来たわけですよ。
(カフェに入ることに全く抵抗のない乙女オジサンだから)

2017chicola02.jpg

このような掲示があり,まぁ中盛りだろうなと思い,
店には行ってすぐ左側のレジで注文して金を払い,
出来上がったらブルブル震える機械を持たされて,カウンター席に着座。
結構すぐ呼ばれた。

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チコラカレー 690円

赤丸は,良質な国産牛肉が煮込まれたものです。
一口食って明らかに分かる,ジャガイモ溶け出し感!!
家庭の,お袋のカレーの味わい。
どの具材も柔らかく煮込まれておる。
1個だけ入っていた良質な国産牛肉が煮込まれたものも,
フンワリと非常に柔らかく,味わい深い。
小生より前に注文した女性二人のタコライスより早く供せられて,
二人のタコライスができるよりも早く食べ終わってしまった…。
中でそれくらいの量であります。




飲食店でものを食うというのは,さまざまな体験ができるものだなぁと
しみじみ。









まずもって驚いたのは,
カフェたるべきコーヒーを提供するエスプレッソマシンが,
あまりにも立派だったことだ!!
最先端(多分)のぴっかぴかのエスプレッソマシン。
ずっと見ていたいくらいでありました。
まるで,蒸気機関車のような重厚感。
といっても,シルバーですが。
他に,例えようがない。


2017voncafe.jpg
キーマカレー(サラダ付き)780円

このサラダが!!
驚くほど,旨かった!!
全体としてはなかなか高額なのだが,
このサラダに280円払ったと思えば納得のいく味わい。
なんといっても,上に載っておるクルトンの風味が絶佳。
どこかで味わった風味なのだが,思い出せぬ…。
とんがりコーンの醤油バター味を凌駕するような,
何というか,後は分かりません。
カレーよりも,サラダの方に夢中になり,
カレーは二の次になったのであった…。


それにしても,エスプレッソマシンが立派。




ところで,「ドライカレー」の定義がよく分からぬ。
カレー炒飯風の,どろどろがかかっていないものもあり,
挽肉をカレー味にしてパラパラになるまで炒めたようなものをご飯にかけているものもあり,
まぁ,どうでもよい話なのだが,
今ひとつ釈然とせぬ部分ではあるのだった。
只者ではない。
本石亭のマスター,只者ではない。

そもそもこの店も,雑誌で知り,穴が開くほど眺め(穴は開いていない),
もう,頭の中に幻想となって…
というほどの憧れのお店でありましたよ。

ここです。
神田駅から少し歩く。
分かりにくい曲がり角からの小路にある。

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ここ,「本石町」という地名なのだ。
本石小学校という学校もある。
都心の学校は,凄いな。
都心に住んでいるというだけで頭が下がります(何にだ)。

で,勇んで店に入ると誰もおらぬ。
客が。
マスターが,カウンターでビールを飲んでおる。
しかも瓶ビール。
渋い。
で,着席して,特に迷いもせずにジントニックを注文。
ジントニックと共に出てきたお通しは,
さすがチャージ料があるだけに,立派な海老でありました。
で,半分くらいジントニックを飲んだところで,
いつも早く売り切れてしまうらしいキーマカレーはあるかどうかを確認し,
キーマカレーを注文だ。

そこからがなかなかでした。
もともと銀座でバーを営んでいたというマスターが,
カレーの調理に取りかかる。

なかなか① カレーを温めるための鍋をかき混ぜるのが高速。

なかなか② ご飯を皿に盛りつけるときにしゃもじでペタペタとならすのが
      丁寧。というか,かなり時間をかける。

そんなこんなでワクワクしながら待っていたキーマカレーはこちらだ。

2017hongokutei02.jpg
チャージ料とジントニックとキーマカレーで2,100円くらい

この直前まで,飲み会に参加していたため(上野探索の皆さんとの),
軽く酩酊状態であったかも知れぬ。
が,素面であったとしても,だ。
この盛りつけこの外見は美しすぎる。
食べるのが勿体ないくらいでありました。
(写真で,改めてみてみるとそうでもない…)
が,ガツガツ食いました。
キャベツの添え物は,インド風ジャパニーズカレーには必須ですな。
小生もよく作る。
最近は,シャキシャキ感は重視せず,むしろねっとりとした茹で具合にしております。
どうでもよいですな。

大変美味しくいただき,
マスターに変に話しかけて無反応だったらなと思って
小生は黙っておったのだが,
お会計時にマスターに「神田にお泊まり?」と訊かれ,
そうですと答え,そこからついつい堰を切ったように話しかけ,
そしたら,「ガタイがいいから自衛隊の人かと思った」と言われ,
それはそれで面白かったのだが,
カレーの話には言及できず,ちょっと残念。
でもでも,なかなかのオーラだ本石亭のマスター。
また行けるかな。



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