詳しくは分からないのだが(それ自体にそれほど興味がないから)、
巷の小学生の間では、「こびとづかん(敢えて「づ」であるようだ。ケンヂみたいに)」なる
本がややブームとなっているらしい。
で、熱烈に愛好している子のために、
適当にキャラクターを選択して(これは川の中に生息するこびと、という設定らしい)、
切り絵にした。

kobito001.jpg

本来ならば、目はもっと空虚な感じにしなければならないのだ。
頬骨ばかりが強調される表現となってしまったが、
まぁ別物ととらえてもらって結構、と強がってみても、
もらう側としては似ている方がいいよなぁ…。

いい勉強になった切り絵でありました。
ネット上でたまたま見つけた木を切り絵にしようと思い立ったのが
およそ1年前。

下書きにしてから放置すること
およそ半年。

先月になってやっといろいろな意味で余裕が出てきて、
やっとのことで着手。

tree002.jpg

細くこまかいところは、ある程度の集中力を要する。
出来上がった作品にそれほど強い愛着はなく、
切っている過程にある喜びの方が大きいのだ。
大きな大きな、それは大きな、生涯もう二度とやることはないであろう
というほどの仕事が終了し、
4ヶ月ぶりくらいに切り絵ができました。

「たなばたさま」という絵本がありまして、
なんと作者が「橋のない川」の住井すゑ。
この人と滝平二郎というのはある意味異色の組み合わせと思えたのだが、
実際は何人かの画家と組んで5冊組くらいの絵本を刊行していたらしい。
ちなみに、話の内容は、

「 西省のあたりに、5人の“りょうしゅ”がいました。そのうちのひとつ「王家(ワンけ)」のりょうしゅは評判の高いりょうしゅでしたが、となりのりょうしゅに攻められて亡くなり、子どもの白光(はくこう)と紅華(こうか)の兄妹は川下のりょうどへ逃れ、そして、その妻は死んで天の川の星になりました。その後兄妹はどれいになり、同じりょうどにいながらはなればなれになりましたが…」

とのことで、織り姫となんとか、という話ではなく、
かつて幼心に胸打たれた安寿と厨子王の話のような物語。

で、この切り絵を切りました。

tanabata.jpg
左が父親で、右が白光であろうか。

最近会得した。
かつては形の回りから切っていたのだが、それだと
後から中を切るときに押さえづらい。
であるから、中身を切って、輪郭を切る。
そういう順序であります。

次回、また「八郎」を切ります。
もう準備はしたのだ。
真夏の切り絵はなかなか大変であります。
肘から先の部分がべたべたして紙やらテーブルやらにくっつく。
しかしながら、クーラーの効いた部屋で切り絵を切るなどというのも
何というか、ポリシー(所謂反骨精神)に反する。

それはそうと、今回切ったのは、斎藤 隆介の「八郎」にある滝平 二郎による挿絵の模写である。
八郎太郎である。
クライマックスの八郎太郎の姿である。

hachiro.jpg

八郎太郎は、海と闘うんですな。
高潮となって住民達に襲いかかろうとする海に、身を挺して立ち向かうのだ。
確か。
で、なんと男鹿半島の寒風山という山を海に投げ込むんだな。
あの、秋田県のぴょこっと出ているところが男鹿半島です。
現在、寒風山には展望台があり、そのレストランは、ゆっくりと回転しています。
かつて流行したらしい、そういう造りが。
鶴は千年、亀は万年と申しますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
小生、元気じゃない。
というのは、鼻がぐずぐずしているのです、鼻風邪ですな。
早く元気になりたい。

で、今回は生き物(植物も生き物だが)を切りました。
元の画像は、グーグルで見つけたもの。

turtle01.jpg
これをもとに下絵をトレシングペーパーに描きます。

turtle02.jpg
するとこうなって(ちょっと汚い)、トレシングペーパーのままだと紙に重ねて切るときに、
なかなか難儀なので、普通にコピーします。

そして、切る。
「寄らば、切る」という台詞がありますが、まぁあれでしょうな、本気度は半分くらいなんでしょうな。
相手を脅しているだけ。

turtle03.jpg
で、できあがりです。
下の模様の部分は、ちょっと嫌になってしまって省略。
亀本体だけです。
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