齋藤隆介の『ふき』は,エンディングが,決して幸せではない。
こういう話は,辛い…。

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山に住む青年が,ふきを肩車して,
鬼のところに疾走するシーンであります。

ホントは,青年の着物の柄,あるのだけれども,
あまりに細かすぎて,ギブアップであります。

近年,あまりに辛く切ないストーリーの映画や本に接すると,
「観なきゃよかった」「読まなきゃよかった」と
思えてしまうのはきっと年のせいでしょう。
拙ブログ(ホームページからスタートしたが)を始めたのは,
まだ20世紀でしたよ。
年をとったものです。






そうそう,「ハクソーリッジ」を観てきた!!
昨日,封切りでありました。
朝の1回目の上映。
人は疎ら。
沖縄戦終了の記念日の翌日に公開というのも,
意図があるのであろうと思いつつ,視聴。
なかなかの物語でありました。






ちょいとばかし(ホントは かなり)お目出度いことがありまして,
切り絵でもプレゼントしようかと思い立ち(金がかからない),
初めは,店の中と本人を切り絵にして…と思ったのであります。
しかしながら,下絵の段階で,かなりあっけなく中断。
だって,バックバーがあまりに大変なんですもの。
という言い訳をするヤツは人間の屑だ,という,
灰谷健次郎先生著「ワルのポケット」に出てくる叙述を思い出しつつ,
おぉそれにして「ポケット」は共通しておるぞと
妙な符号に喜びつつ,
結局のところは,お店のマッチをスキャンして,
拡大して,切り絵にしたのです。
かなりお茶を濁した感じではあったのだが。


先日,とある飲み会の後に,持参しました。
思いの外,喜ばれまして,
これはKマスターの
「この辺に下げますよ!!」
というポーズを撮影したもの。

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いえ,そんなに目立つところに下げなくてもと
恐縮することしきりの小生でありましたが,翌日,
この画像が送られてきました。
ホントに,そこに下げたらしいのです。

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イチ常連としましては,かなーり嬉しい。

切り絵としての反省としましては,
筆記体の曲線にかなり神経使いました。
でも,結構すぐにできたのだ。
下絵を描く必要がなかったですから。


早く,柱に下がっているのを見ながら,「マンハッ(タ)ン」を飲みたいのだ。







詳しくは分からないのだが(それ自体にそれほど興味がないから)、
巷の小学生の間では、「こびとづかん(敢えて「づ」であるようだ。ケンヂみたいに)」なる
本がややブームとなっているらしい。
で、熱烈に愛好している子のために、
適当にキャラクターを選択して(これは川の中に生息するこびと、という設定らしい)、
切り絵にした。

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本来ならば、目はもっと空虚な感じにしなければならないのだ。
頬骨ばかりが強調される表現となってしまったが、
まぁ別物ととらえてもらって結構、と強がってみても、
もらう側としては似ている方がいいよなぁ…。

いい勉強になった切り絵でありました。
ネット上でたまたま見つけた木を切り絵にしようと思い立ったのが
およそ1年前。

下書きにしてから放置すること
およそ半年。

先月になってやっといろいろな意味で余裕が出てきて、
やっとのことで着手。

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細くこまかいところは、ある程度の集中力を要する。
出来上がった作品にそれほど強い愛着はなく、
切っている過程にある喜びの方が大きいのだ。
大きな大きな、それは大きな、生涯もう二度とやることはないであろう
というほどの仕事が終了し、
4ヶ月ぶりくらいに切り絵ができました。

「たなばたさま」という絵本がありまして、
なんと作者が「橋のない川」の住井すゑ。
この人と滝平二郎というのはある意味異色の組み合わせと思えたのだが、
実際は何人かの画家と組んで5冊組くらいの絵本を刊行していたらしい。
ちなみに、話の内容は、

「 西省のあたりに、5人の“りょうしゅ”がいました。そのうちのひとつ「王家(ワンけ)」のりょうしゅは評判の高いりょうしゅでしたが、となりのりょうしゅに攻められて亡くなり、子どもの白光(はくこう)と紅華(こうか)の兄妹は川下のりょうどへ逃れ、そして、その妻は死んで天の川の星になりました。その後兄妹はどれいになり、同じりょうどにいながらはなればなれになりましたが…」

とのことで、織り姫となんとか、という話ではなく、
かつて幼心に胸打たれた安寿と厨子王の話のような物語。

で、この切り絵を切りました。

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左が父親で、右が白光であろうか。

最近会得した。
かつては形の回りから切っていたのだが、それだと
後から中を切るときに押さえづらい。
であるから、中身を切って、輪郭を切る。
そういう順序であります。

次回、また「八郎」を切ります。
もう準備はしたのだ。
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